ゼミブログ
【奨学金の種類】お金の問題で進路を諦めないために
2019年01月29日
・学費、入学金
・受験費用
・塾、予備校代
・進学後の仕送り
■受験費用については以前簡単にお話ししました。
https://shinyuzemi-sendai.site/archives/317
進学するためにはとにかくお金がかかります。
経済的理由であきらめてしまう前に、まずは奨学金について知っておきましょう!
■奨学金の形態
奨学金は、能力のある学生が経済的理由で進学できないことを少しでも無くそう!という思いで教育費用の負担を軽減させる制度です。
奨学金には大きく分けて3つの形態があります。
①給付型
給付型は、既定の金額を支給される返還する必要が無い奨学金です。
返還の必要が無いので卒業後の負担への心配がいらないことが良いですね。
②貸与型
貸与型は、在学中または卒業後に返還の必要がある奨学金です。
借りた分だけ返す無利子タイプと利子が加算される有利子タイプの二つがあります。
③免除・減額型
こちらは各大学が設けているタイプで、入学金や学費を規定に合わせて全額免除したり減額したりする制度です。
奨学金を利用する場合は、以下の応募条件が提示されることがほとんどです。
・世帯年収や所得の具合
・高校時代の成績
・高校時代の出欠状況
・入試の成績、入学後の成績
また、奨学金とは別に「教育ローン」を利用する方もいます(国の教育ローンや各銀行・金融機関の教育ローン)
■奨学金の種類(参考一覧)
奨学金には様々な出資元ものがあります。
ここでは簡単に紹介していきますので、詳しくは各奨学金元までお問合せ下さい。
■国の教育ローン
日本政策金融公庫によるローン。一人あたり最大350万円まで融資が受けられる。
申込みのタイミング次第で入学前に教育費用を準備できることがポイント。
■日本学生支援機構の奨学金
大学生の4割弱が利用している奨学金。第一種(無利子)と第二種(有利子)の2種類がある。
無利子のものは高2~3年次の評定平均値が3.5以上が条件。第二種の条件は一種よりも緩め。
一種と二種の併用も可能。卒業後の返還が困難になった際の救済制度もあり。
■各地方自治体の奨学金
都道府県や市町村で設けられた奨学金。その地区に在住もしくは出身であることが条件になることが多い。
無利子が多い模様。医療系・福祉系進学者に対する修学資金制度もあり。
■各学校独自の制度
学校ごとに独自で設けている制度で「特待生制度」と表記している場合も。
給付型もあれば免除・減額タイプなど内容や条件は様々。志望校のHPや資料を要チェック!
■新聞奨学金
各新聞社による、新聞配達などの業務をすることを条件に支給される奨学金。
奨学金を貸与されるだけでなく、働いた分の給与や賞与も支給される。部屋代無料の個室が用意されることも。
その他、民間団体による奨学金やろうきんなど金融機関によるローンなどがあります。
夢や目標があるのにもかかわらず、学費面で進学をあきらめてしまうことはもったいないことです。
近年、卒業後に奨学金が返済できないことが問題になってはいますが、怠けることなく過ごしていれば毎月の返還はそこまで難しいものではありません(返済のシミュレーションは必ずしましょう。不慮の事故や病気などに見舞われた際には救済制度を確認しましょう)
せっかく借りてまで進学するのであれば、無駄にすることなく学生生活を送りましょうね!
応募条件や貸与額、返還に関することなど詳しくは各奨学金窓口までお問合せ下さい。