ゼミブログ
英単語の覚え方~暗記は「考えながら」するもの~
2019年04月06日
1つの単語から派生させる
今回題材に上げる単語はこちら port 主に「港」「港町」という意味を持つ英単語です。 また、ラテン語由来で「運ぶ」と言うような意味が込められています。 では、ここで一つ。 airport これはどんな意味でしょう?(このくらいの簡単な単語なら何も考えずに覚えているかもしれませんが・・・) 答えは「空港」です。 airが「空気」「空」で、portが「港」なので、単純に二つ合わせて「空港」です。 では、続いてはこちら。 import これはどうでしょうか?こちらも「airport」の例と同じく、二つに分けることができます。 答えは「輸入する」という単語です。考え方は・・・ 頭についている「im」は「in」と同じです。 inはよく使いますよね。意味としては「中へ」(「入る」など)というニュアンスです。 ということで、importは、「中へ運ぶ」「港に入れる」という風に考えて「輸入」となります。 では、最後はこちら。 export なんとなく察しているかとは思います。こちらも今までと同じ考え方です。 答えは「輸出」という意味で、頭についている「ex」は、「外へ」(「出す」など)というニュアンスです。 ということで、「外へ運ぶ」「港から出す」のように考えて「輸出」となります。 どうでしょうか?「port」という単語を一つとっても、これだけの単語に繋がっていきます。 このように、言葉には意味があります。色んな単語の組み合わせで新しい単語が作られているわけです。 「in」や「ex」などは接頭語と呼ばれます。他にも後ろにつける接尾語というものもあるので、これらをある程度覚えていれば、「あ、この単語ってもしかしてこんな意味かな?」と覚えやすくなります!
「in」は、ここでは「中へ」というニュアンスで例に出しましたが、他にも否定や反対のニュアンスを持つこともあります。なかなか奥が深くて面白いですよね。
例)justice「正義」 ⇒ injustice「不正」(正義の反対、不正)