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〔国語の勉強法〕現代文読解に絶対必要なマインドセット|長岡校
2025年11月25日

【国語・現代文の読解問題の勉強方法、攻略方法!】
11月も後半に差し掛かり、共通テストまで残りわずかとなりました。
真友ゼミの冬期講習でも「現代文が伸びない…」という相談が相次いでいます。
そこで今日は、講習で必ず伝えている「現代文の本質的な読み方=マインドセット」を、ブログでも特別に公開します。
現代文の読解 よくある最大の勘違い
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「現代文の答えは本文に全部書いてある」
中学校や高校の先生から一度は聞いたことがあると思います。
結論から言うと、これは半分正しくて、半分大ウソです。
評論文と小説文では、答えのあり方が180度違うからです。
この違いを理解しないまま「宝探し読解」を続けていると、いつまで経っても点数は伸びません。
① 評論文の本当の目的 → 「読者に納得してもらうこと」
評論文の筆者は「自分の主張が正しい」と読者に思わせたい。
つまり、読者の理性に訴えかけているのです。
だからこそ、
・論理のピースはすべて本文中に明示されている
・抜け漏れがあると読者は納得できない
・だからこそ「答えは本文に書いてある」がほぼ正しい
評論文は数学の証明問題とほぼ同じ構造です。
必要な条件はすべて提示されていて、正しく組み立てれば誰でも同じ答えにたどり着くように設計されています。
→ だから評論文で間違う原因はほぼ100%
「ピースの拾い漏れ」か「組み立てミス」
② 小説文の本当の目的 → 「読者に共感・感動してもらうこと」
一方、小説の筆者が狙っているのは読者の感情です。
「この登場人物の気持ち、わかる…!」と思わせたい。
ここで超重要な法則があります。
人は「説明されたこと」には二度と感動できない
映画やゲームの結末を事前に全部説明されたら、誰も感動しませんよね?
それと同じで、小説はわざと重要なピースを隠します。
・心情は直接書かない
・伏線はさりげなく描写する
・読者が自分で「点と点をつなぐ」ことで初めて感動が生まれる
だから小説文では
「答えは本文に書いてある」は完全にウソ
答え(=正しい心情把握)は行間や描写の裏側に隠されているのです**。
→ 小説で間違う原因はほぼ100%
「隠されたピースを見逃した」か「自分の主観で補完してしまった」
③ だからこそ、現代文は「2つのモード」を切り替える必要がある
ジャンル | 筆者の狙い | 答えの場所 | 読むときのマインドセット |
評論文 | 納得 | 本文に明示 | 「論理のピースをすべて拾う」 |
小説文 | 共感・感動 | 行間に隠蔽 | 「描写の裏側を想像しながら読む」 |
この切り替えができていない生徒は、
評論文を「行間読みすぎて」迷い、
小説を「本文だけ見て」浅い読みになってしまいます。
最後に:今日からできる意識改革

問題を解く前に、まず1秒でこうつぶやいてください。
「これは評論文? → ピースを全部拾え」
「これは小説? → 裏側を読め」
たったこれだけのマインドセット変更で、
共通テスト現代文の平均点が10~15点上がった生徒が今年も続出しています。
冬期講習の現代文特訓では、このマインドセットを徹底的に叩き込みます。
まだ席がありますので、「現代文が苦手すぎる…」という高3生は今すぐご相談ください!
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【高校生 冬期講習2025】年内最後の集中特訓!
現代文はセンスじゃありません。
正しいマインドセットを持った者が勝つ教科です。
一緒にそのスイッチを入れましょう!
![]() | ◇記事を書いた人◇ 真友ゼミ長岡校 山口 東北大学法学部出身。数英国理(おまけで社会)を担当する、真友ゼミの何でも屋。分からないことがあればとりあえず聞きに来てください!大概は対応できます! |
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