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国語は何のために勉強するのか?|長岡校

2025年10月28日

【国語という教科の重要性】

 

 

こんにちは。
真友ゼミ長岡校の山口です。

 

今日は国語の勉強法、というよりは国語の勉強の核心部分について、山口なりの考え方を皆さんにお伝えしたいと思います。

 

 

 

国語の勉強について

 

 

私は夏期講習や冬期講習で国語の講座を担当することが多いので、生徒からもよく

 

「国語って何を勉強すればいいんですか?」

 

という質問(というより疑問)が多く寄せられます。

 

 

 

この疑問に、山口自身も長年悩まされていました。

 

英語であれば単語を暗記し、文法を学び、英作文で実際に書いてみたりすることで勉強したことの確認ができます。

 

数学も、四則演算から始まり、公式を使って基礎→応用と段階的に取り組むことで解ける問題が増えていき、成長を実感できます。

 

理科も社会も、極端な話ですが勉強の本質はすべて暗記といえるので、効率の良し悪しや得意不得意はあれど、努力と根性で乗り切ることはできるでしょう。

 

 

 

ところが、国語になると途端にこの理屈が通用しなくなる場面があります。
国語の試験は、「似たような問題すら二度解くことはできない」のです。

 

 

 

英語、数学、理科、社会では、基本的に覚えたことが活かせるかどうかの試験です。
まったく同じ問題はないにしても、重要な要素や考え方はある程度パターンとして繰り返し出題されます。

 

 

一方、国語は毎回違う文章を読まされることになります。

 

古文や漢文ならば、古文単語だったり文法、句法など、一定のルールを暗記することである程度点数に結び付けることが可能ですが、それでも模試などで読んだ問題文を別の模試で再び目にすることは極めて稀です。

 

評論文や小説などの現代文に至っては、毎度別々の作者がそれぞれ好き勝手な主張をしている文章を読まされるのです。

 

すなわち、「国語は主要教科の中で最も対策しづらい教科」であると言えます。

 

 

前述の生徒からの

 

「国語って何を勉強すればいいんですか?」

 

という質問は、言い換えれば

 

 

「暗記も対策も通用しない試験の対策とか、そもそも無意味じゃない?」

 

 

という悲痛なSOSとも言えます。

 

 

 

国語で求められる力

 

確かにここまで聞くと、対策出来ない試験の対策なんて、センスのある人以外は無意味なんじゃないか、と思うでしょう。

 

ところがそうではありません。

 

国語で求められる力とは、他教科で求められている暗記とか思考力とは別のものであり、これも意識的に練習することで、ちゃんと習得することができます。

 

それは何かというと、

 

 

「メタ認知力」です。

 

 

「メタ認知」とは、要は客観視することです。

 

 

例えば、何かに悩んでいる友達にアドバイスをするとき、(これを言ったら傷つくかも。)と考えて言葉を選ぶというシーン。これが「メタ認知」です。
国語の学習とは、要は「メタ認知」を鍛える学習、といっても差し支えありません。

 

 

よく学校の先生や問題集などで「読解力」という言葉が使われますが、これもメタ認知力です。

 

 

筆者の主張を整理し、論理的なつながりを守りながら書かれたものが評論文です。
登場人物の言動や振る舞い、状況変化を通して、目には映らない人物の内面を描いていくのが小説です。
暗記した単語を駆使し、文法・句法のルールに則り、ときには当時の社会慣習などの知識と整合性を取りながら文章を紐解いていくのが古文漢文です。

 

 

いずれも、複数の情報や背景知識を「俯瞰的」に見る力を問われています。

 

 

これが国語の学習者に求められる能力であり、学校や予備校の先生が口をそろえて「まずは国語を勉強しろ!」とおっしゃられる理由です。

 

「客観視する」能力がなければ、英語も数学も(無論理社も)、単語や公式の暗記はできても「理解」はできないのです!

 

 

 

 

「メタ認知力」を鍛える方法

 

次に、このメタ認知力を高める方法について、山口のおすすめを3つ紹介します。

 

 

学習計画を立てて自分の勉強を管理する

 

・いつやるのか

・何をやるのか

・どこまでやるのか

 

この点を意識して計画表を作り、そしてそれをこなしていくトレーニングをしてください。自分の行動を客観的に管理してみることで、「何が足りていないか」「次に何をするべきか」が明確になっていきます。

 

 

自分の言葉で説明する

 

数学の質問を受けている際、山口が生徒さんに「今の計算、説明して」という逆質問をします。
すると、生徒の大半はけっこう説明に苦戦します。

 

「余弦定理を使えばABの長さを求められる」ことは模範解答を読んで知ったとしても「どんな条件がそろっているときに余弦定理を使えるのか」は答えられません。問題文の条件を俯瞰的に見て整理し、今必要な条件と今必要でない条件を判断できる、これが「理解」です。

 

「なぜこの公式を使うのか?」「なぜこの文は完了形で書かれているのか?」

 

など、妥協せずに自分の言葉で説明してください。そして、それを近くの先生(学校の先生でもいいし、ゼミのスタッフでも構いません)に聞いてもらって、ダメ出しを受けてください。そして自分の説明に何が足りないのか、何が余計なのかをしっかり見極める練習をしてください。

 

 

SNSのポストをする前に、一回考える

 

今どきの中学生や高校生であれば、多くの生徒がSNSアカウントを持っているでしょう。
Xでもインスタグラムでもberealでも何でもよいのですが、自分のポストをする瞬間、一瞬だけ考える癖をつけるようにして下さい。

 

(この投稿、ほんとに大丈夫?)
自分のポストがほんとうに問題ないものなのか、一瞬ためらって見返す癖をつけましょう。

 

 

 


 

以上、「国語は何のために勉強するのか?」についてお話しました。

 

 

 

 

◇真友ゼミ長岡校◇

長岡駅東口から徒歩5分!長岡市・見附市・小千谷市からのアクセス抜群!「赤点・E判定からの大学受験」をモットーに、勉強に対して不安や不足を抱えている中学生・高校生を全力サポートする個別指導塾です!
大学受験予備校の代わりに利用をする浪人生・高卒生も在籍しています。
これまでに、スタッフの熱い指導とサポート、なによりも生徒たちの頑張りで数多くの国公立大学や私立大学への志望校合格実績多数!第二の家庭的環境のようなアットホームな雰囲気で学習できます。

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