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「スマホ」との付き合い方|長岡校
2025年10月31日

【スマホとの付き合い方】

「スマホばかりいじっている」「スマホを離すことができない」中学生、高校生が増えています。
こども家庭庁の「利用環境実態調査」(令和7年度公表)では、小中高校生のインターネット利用時間が平日の1日平均で初めて5時間を超えました。
5時間以上の利用は42・3%を占め、平均利用時間は5時間2分だった。
目的別に全体の利用時間をみると、「趣味・娯楽」が3時間1分で最も長く、「勉強・学習・知育」(1時間3分)、「保護者・友人らとのコミュニケーション」(57分)が続いた。
こうした状況を受けて、自治体がスマホ使用時間を制限する動きを見せています。
たとえば愛知県豊明市は「余暇のスマホ利用は1日2時間以内を目安」とする条例を2025年10月から施行しました。
実際にスマホ時間は中学生、高校生の学力、成績にどれほど影響があるのでしょうか。
 文部科学省や東北大学の研究などによると、スマホ使用時間が長いほど学力テストの平均点が下がる傾向が見られます。
ある調査では「スマホ利用が4時間以上の生徒は偏差値が44前後まで下がる」という結果も報告されています。
また、通知のたびに集中が途切れ、再び集中状態に戻るまで約20分かかるというデータもあります。
つまり、勉強時間が減るだけでなく、学習の質そのものが下がってしまうのです。

さらに見逃せないのが健康への影響です。
 夜遅くまでスマホを見続けることで、睡眠不足や睡眠の質の低下を招きます。
ブルーライトの影響で眠りが浅くなり、翌日の集中力や記憶力が落ちる。
これが慢性的に続くと、生活リズムが崩れ、心身のバランスも乱れます。
東北大学の川島隆太教授の研究でも、「過度なスマホ使用は脳の前頭前野の活動を低下させる」と報告されています。
前頭前野は“考える力”や“我慢する力”を司る重要な部分です。
こうした影響を踏まえると、「スマホ時間を減らすこと」は単なる節約ではなく、“成績を上げる最短ルート”だといえます。
 たとえば、次のような工夫がおすすめです。
- 夜9時以降はスマホをリビングで充電して寝室に持ち込まない
- 勉強時間中は通知をオフにする
- 家族全員でルールを共有し、「親子でスマホを使いすぎないチャレンジ」をしてみる
重要なのは「禁止」ではなく「管理」です。
 スマホは悪ではなく、上手に使えば学習の強い味方になります。
英単語アプリや授業動画、ニュースなど、学びに役立つコンテンツも多くあります。
しかし、無意識の“ながら使い”が続くと、成績も健康も確実に削られていきます。

そして最後に、お伝えしたいことがあります。
中学生、高校生のみなさん、どちらか選ぶとすれば、スマホそれとも成績アップ?
受験生のみなさん、どちらか選ぶとすれば、スマホそれとも志望校合格?
これは単なる二択ではありません。
大切なのは、スマホを“コントロールする力”を身につけること。
 スマホを使う時間を減らし、勉強・睡眠・家族との会話を取り戻せば、確実に成績は上向きます。
逆に、スマホに支配されたままでは、どんなに良い授業を受けても成果は上がりません。
未来を変える力は、あなたの手の中にあります。
スマホを、学びの味方にできるかどうか──決めるのは、あなた自身です。
「なんとかしたい」「なんとかできない」スタッフに一度相談してみてくださいね!
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