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物質量・mol(モル)を簡単理解|長岡校
2022年07月15日
【物質量・mol(モル)とは】◎長岡駅前の塾・真友ゼミ長岡校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!
高校の化学の基礎となる物質量の単位mol(モル)。
実はここでつまずいてしまうと、この後、化学の勉強についていけなくなって
「わからない、化学嫌いになりそう(><、)」
という事態になりかねません!
そこで物質量の単位であるmolについて、わかりやすく解説をしていきましょう。
物質量・mol(モル)とは?
先ほどお伝えしましたが、molとは物質量の単位です。
ここでつまずくことが多いのですが、シンプルに考えていきましょう。
物質量とは原子の量でもあります。
ただ、原子は肉眼で見ることは不可能ですし、小さすぎて正確な数字で把握しようとすると大変です。
例えば、「お砂糖0.00000342 g加える」といわれても困ってしまいますよね。
そのため簡易的に、molという単位を当てはめて考えていきます。
単位の説明でよく例えにされるのが、鉛筆ですね。
鉛筆はばら売りでも買うことができますが、基本的には12本1組で1ダースとして買うことが多いですね。
この12本を1つにまとめたダースとmolは同じです。
…そういわれてもいまいちピンとこない人もいますよね?もっと身近な例で例えましょう。
例えば1時間は60分、1分は60秒、というように簡単に単位変換することができますよね。
まさに化学の物質量の変換も感覚としては、時間の単位変換などと同じです。
鉛筆なら1ダース=12本、時間であれば1時間=60分とわかりやすいですが、molの場合は6.02×1023 個という数字になります。
ちなみに、この6.02×1023という数字はアボガドロ定数と呼ばれるものです。
6.02×1023 個の粒子の集団を1 molと定義しているのです。
ではここで簡単な単位変換(計算問題)を行ってみましょう(^^)b
mol(モル)の単位変換・計算問題
砂糖は別名ショ糖(スクロース)と呼ばれており、
分子式は
C12H22O11 となり
分子量は
342 g/mol となります。
では、「お砂糖3.42 g」は何molに相当するでしょうか?
ショ糖の分子量が342 g/molと与えられています。
これは、1 molあたり342 gであると考えることができます。
1molは342 gであるとき、3.42 gでは何molでしょう?
では、3.42gのときのx molとおくと、1 mol : 342 g=X mol : 3.42 gと立式することができます。
Xについて計算するとX mol=0.0100 molとなりますね。
お砂糖3.42 gは0.0100 molに相当することがわかります。
初めの頃は、計算式を立てる際に、きちんと単位を意識して計算しましょう!
今回は物質量について紹介しました!慣れてくると、単純に単位変換なのでそこまで難しくないと思います。
他にも物質量を踏まえて今後よく出てくるモル濃度の計算について紹介しています。ぜひ参考にしてください!
◆モル濃度の計算
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