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文系だから数学ができないは間違い!

2020年06月10日

~大学入試の数学勉強方法~

 

文系でも数学は解けるようになる!

 

 

平成31年度、約1600文字。
令和2年度、約2200文字。
共通テスト試行調査問題、約5000文字。

 

 

この数字は、センター試験や共通テストの試行調査において数学ⅠAにおける問題や設問の文字数を数えたものです。
センター試験が始まったばかりの平成初期のころは500文字程度でしたので、指導要領が変わったとはいえ明らかに問題文そのものを読む負担が増えています。そこから計算処理や正解の詮索が始まるので、読解力が点数を左右します。

 

 

センター試験の場合は、選択問題になる第3問の確率の問題で半分近くの文字数を占めていましたので第3問を「選択しない」ことで回避することはできましたが、次回から始まる共通テストにおいては複数の問題において文章量が多くなっています。

 

最後のセンター試験で出題傾向が変わったと戸惑っていた受験生もいましたが、もはや数学の試験が計算力だけでは対応できないことは明らかです

 

では特別な勉強が必要なのでしょうか?
いや、そんなことはありません。なぜならば教科書の範囲から逸脱して出題されることはありません。そのようなことがあれば大問題です。あくまでも教科書の勉強がベースにはなります。そしてそこからが分岐点になります。

 

 

 

 

数学は計算だけの教科ではないと再認識することが大事です。教科書の内容をしっかり理解していれば解ける問題でも、数学の教科書には「文章」がさほど多くないので読むことに慣れていないため共通テストのような問題が異質な問題に見えてしまうのでしょう。

 

計算問題ばかりに慣れてしまうと数字と記号から答えを出すことに集中してしまい、数学本来の目的である論理的に物事を考えるということを忘れてしまいます。

 

答えを出すことだけの勉強ではなく、なぜこのような計算をするのか、必要な条件は何なのか、グラフや図形は正確か、などに注目しておきましょう。計算の仕方の丸暗記ではなく、理屈を理解していくやり方です。
最初は大変かも知れませんが、本質が身についていくと問題文が長くてもその文章から何を問われているかが見えてきます。これは数学に限らず、どの教科にも言えることです。そう考えると、現代文を得意にしている人の方が数学も得意になれるような気がしませんか?

 

 

文系だから数学ができないということはありません。
ぜひ共通テストの形式でも不安にならず、文章を読むことから始めましょう。

 

 

 

 

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