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化学基礎ワンポイント学習法⑥|東三条駅前教室

2022年02月05日

【中和反応について(酸と塩基)】◎三条市・東三条駅前の塾・真友ゼミ三条校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!

 

 

 

今回のテーマは中和反応についてです!
酸と塩基の話が入るので、まだ覚えてないという方はこれまでの内容を復習してから臨みましょう。

 

 

 

酸と塩基の水溶液を混ぜると、酸と塩基の性質が両方とも失われます。これは酸のH+と塩基のOHが結びついて水になってしまうからです。この反応を中和反応(中和)といいました。そして、中和して塩基の陽イオンと酸の陰イオンが結合してできた化合物を塩といいます。

 

 

 

例)

2HNO[硝酸]Ca(OH)[水酸化カルシウム]Ca(NO)[硝酸カルシウム]+2HO

   酸         塩基            塩

 

 

 

 

そして、塩には種類がありました。

 

 

正塩:Hになりうる酸のHもOHになりうる塩基のOHも含まない塩
酸性塩:Hになりうる酸のHを含む塩
塩基性塩:OHになりうるOHを含む塩

 

 

簡単に言うと、できた塩にHとOHが残っているかどうかです。

 

 

たとえば...

 

 

できた塩が

 

①NaClの場合、HもOHも残っていないので「正塩」

②NaHSO[硫酸化水素ナトリウム]の場合、Hが残っているので「酸性塩」

③MgCl(OH)[塩化水酸化マグネシウム]の場合、OHが残っているので「塩基性塩」

 

となります。

 

できた正塩の水溶液の性質は混ぜた酸と塩基の強弱で変わることを覚えておきましょう!

 

強酸と強塩基からなる正塩の水溶液→ほぼ中性

弱酸と強塩基からなる正塩の水溶液→塩基性

強酸と弱塩基からなる正塩の水溶液→酸性

 

つまり、正塩を構成する酸と塩基の強い方の性質を示します!

 

 

この分野は暗記しやすいのではないでしょうか。
ただ、これまでに学習した酸と塩基の強弱の知識を使います。

 

次回にお話しする中和反応の量的関係も含め、酸と塩基の分野はすべてつながっているので、しっかりと覚えていきましょう!

 

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