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今年の共通テストについて(英・数)

2022年02月08日

大学受験情報

【2022年実施共通テストについて】◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミのスタッフによる受験・進路ブログ!

 

 

2022年に実施された第2回共通テストにおける英語と数学の問題内容・傾向についての解説と、「どんな勉強をすべきか」のお話となります。

これから大学受験に挑む方はぜひ参考してみてください!

 

 

 

共通テスト 英語について

 

今年で2回目となった共通テストですが、英語のリーディングもリスニングもともに問題それ自体の難易度に全体としてほとんど変化なく設問形式の変化もごくわずかでした。

 

ただしリーディングの総語数が昨年より500語ほど増加しており(約6000語)、500語というのはだいたい標準的な長文問題1問分の語数です。もともと語数が多すぎて試験時間80分では読み切れない分量だったのにますます読み切れなくなりました。それは、共通テストではそもそも全文を熟読することが想定されていないからにほかなりません。

 

共通テストを作成している大学入試センターが明らかにしている試験の作成コンセプトは「英文の概要や必要な情報を素早く読み取る力を試す」です。

 

素早く全文を読む速読の能力を試そうとしているのではなく、設問の解答に必要な情報を本文中に素早く見つけ出す力、すなわち「情報検索力」を試そうとしているのです。英文の概要把握も単に文中のキーとなる部分を速く的確に見つけ出す力を試しているだけです(リスニング問題もこの力を試しています)。

 

共通テストは英文一文一文を丁寧に日本語に直して読んでいく解き方を想定して作られていません。英文自体は非常に易しいけれど、80分で6000語もの英文を設問に解答しながら読まなければいけない。英文を一文一文きっちり日本語に訳せる力は大前提であって(この力は国公立二次試験で試されます)、訳せる力だけでは共通テストには通用しません。

 

こうした素早い情報検索力を身に付けるには模試の問題を解く際に設問の求める情報が何かを把握して本文にそれを探しに行く読み方を実践し習熟する必要があります。

 

 

 

◆新潟校 英語講師 中山より

 

 

 

 

共通テスト 数学について

 

数ⅠA、数ⅡBともに第1問から第5問まであり、後半3題のうち2題選択という形は例年通り。
文章量が例年増えているという点も想像通りでした。

 

ただし、問題文の中身や出題方法が少しひねられていたため、従来の数学の問題ばかり練習してしまった受験生は一見初めて見るような問題と錯覚してしまい、相当戸惑ってしまったと思われます。

 

今回の問題は計算式や図が表示されている問題が多いので、それをヒントに解答していけば解けなくはないので、普段からそのような解答作成を練習している受験生は対応できたかと思います。

 

ただ、それが時間内にできるかどうかは練習量とその中身の濃さに関係してきます。
数学ですので、計算して答えを出すということが一番の基本になります。

 

そこからがスタートであり、関数にしても数列やベクトルにしてもなぜそのような計算をしていくかという過程を理解することが必要になります。
そこが理解できてくると、計算に必要な材料を問題文から探していくことができます。そのために普段から問題文や図、グラフを利用して解答していく練習が必要になりますが、今回はその部分で差が出てしまったかと思います。

 

昨年度から共通テストに変わり、出題傾向が変わっていることは周知されていますが、対策用の問題はまだ十分に供給されていません。ただ、解き方の本質を探る上では従来の問題でも十分できますので、学年問わず今からその準備を進めていきましょう。

 

 

 

◆仙台校 塾長 小笠原より

 

 

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