ゼミブログ
古文の読み方③|東三条駅前教室
2020年03月14日
古文の読み方③~逆接を見逃さない!~その2
皆さん、こんにちは。
前回に引き続き、逆接の用法についてレクチャーします!
古文の読み方②
今回のポイントは、『逆接は後半が命!』です。
難しいことはありません。逆接は、文章の後半部分が結論になります。
試しに前回の文章をもう一度読んでみましょう。
「この所に住みはじめし時は、あからさまと思いしかども、今すでに、五年を経てたり。」
この文章は、「ほんのしばらくのことだと思ったけれど、もうすでに五年も経ってしまった。」
という意味でしたが、結局この文が伝えたいことは何でしょうか?
もちろん「五年も経ってしまった。」という部分がメインの主張です。「住み始めてから五年も経過してしまった。」という時間の流れの早さを伝えたいのです。
このポイントは、読解問題、特に記述式で威力を発揮します。逆接の後半部分は筆者の主張であり、その文章の結論です。現代語訳や説明問題では、結論が拾えているか否かは死活問題となりますので、多少内容にミスがあっても逆接の後半(と、前半との対比関係)を掴めている解答は、最低限採点対象になる可能性があります!
だから諦めないで書こう(`・ω・´)キリッ
次回は、仮定と、逆接の応用である逆接仮定について、お話します!