ゼミブログ
塾って行ったほうがいいの?|仙台駅前教室
2020年12月19日
◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミのスタッフによる受験・進路ブログ!
このコラムは、真友ゼミ仙台校の佐藤が「昔、中高生だった頃の自分に伝えたいこと」を、今まさに中学生・高校生の皆さんにお伝えしていくモノです。『後悔先に立たず』、進路や勉強の悩みを解決する糸口の一つとして、ちょっと長い時もありますが、ぜひ読んでくださいね! |
新潟・仙台、もしくは全国の中学生・高校生の皆さん、日頃より学校や塾での勉強お疲れ様です!
さて、今回はタイトルにもあるように「塾って行ったほうがいいの?」というお話です。
まぁ学習塾の人間が書いているので、当然「行ったほうが良い!」と結論付けられるんですが、じゃあ「なんで行ったほうが良いのか」を基準にお話していこうかと思います!
塾は行くべき?~塾の役割とは~
塾に行く中高生の皆さんには、それぞれの目的や事情があります。
・赤点だらけだから何とかしないとマズイ
・定期テストで良い成績を取って推薦入試を受けたい
・志望校合格のために受験対策をしたい
など、特に理由もなく通う生徒はいません。
目的は違えど、共通することは「自分一人で出来ないことを手伝ってもらいたい」ということです。
赤点だらけの生徒は、自分一人では勉強できない(やる気が出ない)から 「やる気を引き出してくれる人を求めて」塾に行きます。
成績を上げたい人は、自分一人では疑問点を解決できないから 「わかりやすく教えてくれる人を求めて」塾に行きます。
志望校に合格したい人は、自分一人では志望校対策が取れないので 「受験情報が欲しくて」塾に行きます。
なので、自分一人で毎日コツコツ勉強できていて、市販の問題集を上手く使って成績を伸ばしている生徒は、無理して塾を使う必要ありません。「より上を目指すために」と言う理由で通うことはあるかもしれませんが(ボディービルダー並みのマッチョを目指してスポーツジムで筋トレをするような使い方)
塾の役割は、生徒ひとりやご家庭では出来ないことを代わりにやったり、手助けしたりすることと言えます。
それはつまり、「勉強できる環境を作ってあげること」とも言えますし、これが塾の役割の本質だと思います。
自分一人で勉強をしていて行き詰った方は、まずは一度塾へ相談しに行ってみてください!
【余談】「勉強のやる気が無いから塾はムダ」は大きな間違い
「うちの子、勉強のやる気が全然ないから塾なんて行かせてもお金のムダ」
よく保護者の方から聞くフレーズです。
ただ、「勉強のやる気が無いからこそ塾に行かせる」という考え方もありますし、その方が長い目を見てお子さんのためになりやすいです。
「勉強大好きー!」なんて子は少ないです。
ほとんどの中高生は、「めんどくさいしやりたくない。でもやらなきゃ。」なんて思って頑張っています。
その中でも「めんどくさいし、やりたくないからやらない」と思って、全然勉強しない子もいます。
そんなお子さんの保護者の方は、本当は心配に思っていても、「そのうちやる気が出るだろう」「やる気が出てくるまで見守ろう」と、子どもの勉強にノータッチを貫いてしまいます。
以前書きましたが、「勉強のやる気」は放っておけば自然と湧き出るものではありません(参考:「勉強の”やる気”を出す方法」)
やる気のない子が動き出す一番の要因は、「ようやくやる気が出てきた」からではなく、「危機感」です。
普段勉強をしない子が危機感で動き出す場合、たいてはどうにもならないくらい悲惨な状況です。
赤点だらけで留年の危機に立たされていたり、受験直前で助けを求めてきたりなど、とにかく「なんで今まで何もしてこなかったの!?」と驚くような状況になっています。
体調が悪いのに「自然に治るだろう」と病院に行かずに放置します。
いつまでたっても体調が良くなりません。でも、「そのうち良くなるはず」と、まだ病院に行こうとしなければ薬も飲もうとしません。
いよいよ「さすがにしんどい・・・おかしい・・・」となって初めて病院に行きます。
診察を受けてみたら「末期です」と診断されてしまいます。そして、「今からでも治りますか?」と医者に尋ねます。
医者は「やれることはやりますが、正直厳しいです」と言うしかありません。
あまり良い例えではないかもしれませんが、塾でも同じようなことが毎年一定数起きています。
なので、勉強のやる気が無いからこそ塾へ行かせた方が良いです。
塾の役割は「勉強の環境を与えること=やる気があっても無くても勉強をやらせること」です。
治療不可となる前に、少しでも成績の健康状態が悪くなりかけていたら一度塾へ”診察”に行ってみてください。
中高生の皆さんも、親御さんに心配をかけさせる前に成績の健康管理は自分でしましょうね!
という余談でした!!