ゼミブログ
商学部で学ぼう!
2020年06月23日
~大学の学部を知ろう~
「経済」に関連する3つの学問分野として「経済学」「経営学」「商学」があります。
今回は企業と消費者を結びつけるビジネスそのものを研究する「商学」について紹介していきます!
商学は企業が行う様々な経済活動、例えば経営、会計、流通・マーケティングなどについて、より具体的に分析し、商業行為の実際と理論について学びます。
簡単に言うと商品やサービスが企業から消費者に届くまで、そのビジネスの流れについて、さまざまな角度から研究する学問です。「経済学」と「経営学」の橋渡し的な役割を担っており、「経営学」と似ています。
では、「「経営学」と一体何が違うの?」というと、「経営学」は企業運営の視点から経営管理などの経営理論を研究します。それに対し、「商学」はそれぞれの企業の具体的な活動や企業と消費者との関係などに焦点を当てて、深く研究していく学問なのです。
例えば、コンビニエンスストアである新商品のスイーツを販売するとします。
仕入れ個数が少ないと売り切れてお客さまに残念な思いをさせてしまったり、反対に、仕入れ過ぎても無駄になります。こうした事例からマーケティングの重要性を感じ、もっと小売業の現場で役立てる方法を研究したいと思う方は商学部で学ぶ価値があります!
大学では、まずは、商学一般について全体的に学ぶ「商学総論」や、商学の歴史について学ぶ「商学史」、統計に関して学ぶ「統計学」など、ビジネスの流れを理解するために必要な基礎知識を学ぶ場合が多いです。その後、専門分野を選択し、特定の領域に焦点を当てて、専門知識や専門技術を習得していきます。例えば、販売市場について研究する「マーケティング学」、会計や財務管理などについて学ぶ「会計学」などがあります。
また、学校によっては「公認会計士」や「税理士」などの資格取得を目指す人に向けた講義も開かれています。さらに、企業と共同で商品企画を行う実習を設けている学校もあるようなので、気になる学校を見つけたならば、どのような授業があるのかを前もって確認しておきましょう!
ビジネスを真正面から考える学問だけに、卒業後にこそ、大学で学んだ知識を大いに発揮できる場面が多いです。そのため、就職先は幅広く、ビジネスをサポートする、企業に欠かせない存在です。
「将来、起業を考えている」「ビジネスリーダーになりたい」と考えている人や、ヒット商品開発などに興味がある人は、ぜひ商学部がある学校への進学を検討してみてはいかがでしょうか。
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