ゼミブログ
世界史知識の覚え方|高田駅前教室
2021年01月13日
◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!
前回、当ブログで「全部覚えようとしなくてもなんとかなる!」というお話をしました。
◆前回
世界史の勉強方法|高田駅前教室
これを読んだ世界史苦手勢のみなさんの考え、なんとなく想像がつきます。
すなわち「それでも多すぎるんじゃい(怒)」と。
ええ、わかります。
似た名前・同じ名前が多すぎて混乱したりとか。あるあるです。
では、そんな「あるある」を克服するにはどうすればよいか。
今回はそれをお伝えします!
世界史知識の覚え方
①いっぺんに覚えようとするな!
世界史の暗記に苦戦しているみなさんに一つ質問です。
「それ、いっぺんに覚えようとしてませんか?」
もしそうなら、そりゃ無理ってもんです。
それが出来るなら誰も世界史で苦労してませんって。
ならどうすればいいか。
答えは簡単。いっぺんに覚えなければいいのです。
②まずは流れをざっくりと!
例えば、帝政成立の頃のローマ史を学習するとして。
「紀元前27年、オクタウィアヌスがアウグストゥスの称号を得た。彼はプリンケプスを名乗った。この時期の政体は…」と一字一句覚えようとしたら確実に地獄を見ます。
まず大事なのは「オクタウィアヌスが皇帝になった」こと。それ以外は雑でOK、プリンケプスがプリンアラモードになってもいいんです。
まずは流れをざっくりと、本筋がわかればオッケーです。
③流れを把握したら肉付け!
そんなこんなで、
「オクタウィアヌスが皇帝になった」
「そっから五賢帝時代まで超平和」
「これぞローマの平和!」
くらいまで流れを把握したら、もう一回復習します。
ここではじめて「アウグストゥスの称号ゲット」「“僕は君主じゃなくプリンケプス(第一市民)だよ”と嘯く」などのディテールを詰めていくのです。
④スモールステップで繰り返せ!
この「流れを覚える→肉付け」のプロセスは、繰り返してこそ効果が出ます。
先の例で言うなら、
「初期帝政の流れを浚い、細部を詰める」
「後期帝政の流れを浚い、細部を詰める」
「初期帝政まで戻って、後期帝政まで流れを浚う」
「初期〜後期帝政の細部を詰める」
くらいやります。
これくらいちょくちょく復習すれば、もうアントニウスとアントニヌスで悩むことなどないはずです。
今回は「世界史の勉強の仕方」のお話でした!
え、もっとラクな方法教えろ?それはおいおい、ということで。