ゼミブログ
世界史の勉強方法|高田駅前教室
2021年01月09日
◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!
世界史が苦手な人って、多分こう思ってませんか?
覚える量がマジでヤバイ!
こんなん覚えられないよ~!!
…どうです?心当たりありませんか?
年号や人名、謎の外国語の固有名詞…これらを一字一句完璧に暗記する、そんな勉強法してませんか?
そんなもの僕もたいして覚えてません(ドヤ顔)
世界史で覚えることはたくさんある。それは事実です。
世界の歴史を「まるごと」やる以上、少ないわけがありません。
ですが、裏を返せば、紙面に限りのある大学入試が、それを隅から隅まで出題するなんて、到底出来っこないんです。
というわけで、まずは論より証拠!次の問題を見てみましょう。
世界史は全部覚えようとしなくても案外何とかなる
◆問1:イスラーム世界に関連する次の出来事を、時代順に並べ替えよ。
A:ササン朝ペルシアが滅亡した。
B:西ゴート王国が滅亡した。
C:アイユーブ朝が成立した。
D:セルジューク朝が成立した。
◆問2:デリー=スルタン朝とムガル帝国の時代におけるインドでは、インド=イスラーム文化と呼ばれる融合文化が花開いたとされる。この文化について、具体例を複数挙げて150字以内で説明せよ。
(2015年、新潟大(改題))
…はい、なんともざっくりした問題です。
どのへんが?というと、まず問1。
出来事を起きた順に並べ替える問題なんですが、正確な時期を覚えている必要はまったくありません。
西ゴートはウマイヤ朝が倒し、ササン朝はそれより前…くらいのファジーな記憶があれば余裕で解けます。
問2はだいぶ難しい…のですが、これも実は大雑把な知識で解けます。
インドの宗教にイスラム教を足したらシク教ができた!とか、
インドの言葉にイランの言葉を足したらウルドゥー語ができた!とか。
たったこれだけで解答欄の半分くらいは埋めることが出来ます。
もちろん、大学によっては細かい知識を聞いてくるところもあります(私大に多いです)。
ですが、大まかな流れの知識だけでも、国立大の二次試験相手にも結構健闘できるものです。
というワケで、世界史は全部覚えようとしなくても案外何とかなる!というお話でした。