【進路選択の幅を狭めないために】◎仙台駅前の塾・真友ゼミ仙台校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ！

6月中旬～7月上旬にかけて、高校生は夏休み前の定期テスト期間になります。
夏休み前のテスト＝新学年が始まって最初の区切りとなるテストなので気合十分で臨む生徒が多いかと思います。

ただ、定期テストは最初のみ頑張るだけではダメです！

定期テストは1回1回がとても重要で、その積み重ねが将来的に大学受験（進路選択）に影響を及ぼす可能性があります。

推薦入試を受験するため

大学入試にはいくつかの種類の推薦入試があります。

・学校推薦型選抜（公募制）
・学校推薦型選抜（指定校制）
・総合型選抜（旧AO入試）

今や大学入試において何かしらの推薦入試を活用する受験生が増えてきています。
私大にいたっては入学者の約4割が学校推薦型選抜による入学です。

その推薦入試において重要になるのが「評定平均値（学習成績概評）」です。

評定平均値とは、高校1年生1学期から3年生1学期までの成績の値で、全科目の5段階評価の平均値のことです。定期テストの点数をはじめ、授業態度や提出物など日々の過ごし方も評価されます。
（10段階評価の学校の場合は独自の換算基準で5段階に直す）

例）国語５　英語４　数学4　社会４　理科４　の場合・・・

全評価の合計値・・・21
科目数・・・5

評定平均値・・・21÷5＝　4.2　となります。

実際には体育などの科目も入ったり、先述のように高1の1学期～高3の1学期までの合計評価値で算出されます。

その評定を段階ごとに評価するのが学習成績概評で、以下のように分類されます。

5.0～4.3＝Ａ
4.2～3.5＝Ｂ
3.4～2.7＝Ｃ
2.6～1.9＝Ｄ
1.8以下＝Ｅ

このA~Eの学習成績概評が推薦入試の際に受験資格などで活用されます。

例えば東北大学の総合型選抜（AO入試）では、出願要件に「調査書の学習成績概評がA段階に属する者」と定めています。Aということは評定平均値が4.3以上なのでかなり高いです。

新潟大学-法学部の学校推薦型選抜では、「学習成績概評がＢ以上」と記されています。
その他、私大の指定校推薦や総合型選抜などでも出願要件に評定平均値を活用しています。

※大学や学部により活用の有無や必要評価が異なります。

以上のことから、推薦入試を受けようと思った場合、日ごろの勉強がかなり大切になることがわかるかと思います。

推薦入試は、単純に考えて志望校に入るためのチャンスの1つです。
3年生になって「推薦を受けたかったけど評定が足りなくて受験資格すらない・・・」ということにならないように、定期テストは毎回真剣に取り組みましょう！

一般選抜の基礎作りのため

推薦入試を受けない場合は、当然一般選抜に臨むことになります。

そこで多くの受験生が挑むことになるのが「大学入学共通テスト（通称：共通テスト）」です。
国公立大学を目指す場合は必ず受験する試験ですし、私大希望でも「共通テスト利用入試」のために受験する人は多いです。

その共通テストでは、高校の履修内容（基本・基礎）がしっかり身についているかを試されます。高校入試でも同じでしたが、出題内容の多くは1年生と2年生の学習範囲です。ですので、1年生のうちから定期テストを頑張り、習ったことをその都度定着させることが受験対策の基本となります。

3年生になって「1年生のあの単元が完全に抜け落ちてるから復習に時間がかかる・・・」と受験勉強のスケジュールが乱れることはよくある話です。真友ゼミの卒塾生たちも「定期テストはしっかり取り組んでほしい」と毎年のように後輩へメッセージを残しています。

また、先述した総合型選抜や推薦で共通テストの受験を課される場合もあります。

以上、大学受験において定期テストを毎回頑張ることは大切であることがわかるかと思います。

「受験は3年生になってから頑張ろう」では、気づかぬうちに進路選択の幅が狭くなっていきます。

そうならないように、今からしっかりとテスト勉強に取り組みましょう！
その「コツコツ」が3年生になった時に大きな助けとなります！

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