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「学生時代の価値」と「受験の価値」|上越高田校
2025年09月30日
【「学生時代の価値」と「受験の価値」とは】
こんにちは!
真友ゼミ上越高田校 坂口です!
今日は少し堅いお話にお付き合いいただきたいと思います。
テーマは「学生時代の価値」そして「受験の価値」です。
興味のある方は、ぜひ読み進めてください。
個人的な話になりますが、私は大学に合格した瞬間、いわゆる「燃え尽き症候群」のような、しかし逆の状態に陥りました。受験が終わったことに満足できず、極めて怠惰な時間を過ごしてしまったのです。
生まれて初めて本気で取り組んだ勉強がたまたま得意で、どこまでも行けると調子に乗っていた私は、くだらない不満から大学の講義に通わず、「仮面浪人でもいいか」と考えながらサークル活動と遊びに明け暮れる日々に堕ちていきました。
その大学初年度、体育会系しか経験のなかった私は、ふと楽器に憧れて未経験のまま吹奏楽部でフルートを始めました。
フルートは女性の多い楽器でしたが、ひとつ上に医学部の男性の先輩がいらっしゃいました。
私は1年で吹奏楽を辞めてしまったため、その先輩とは週に一度会う程度の短い付き合いでした。
先日、YouTubeの「PIVOT」公式チャンネルを何気なく流していたときのことです。
私は普段テレビ放送は観ず、YouTubeやNetflixなどしか流れないようにしているのですが、その日は「AI社会で人間は家畜化するのか」というテーマが取り上げられており、耳を傾けていました。
すると「信州大学医学部」という言葉が出てきて、「あれ? なんだか聞き覚えのある声だな」と感じました。
仕草や話し方もなんだかすごく見覚えがあり、数秒後に気づきました。
「あ!!!先輩!!」
一気に目が覚めました。知り合いが番組に出ているのです。
先輩は精神科医になられており、激しい性格でなかった印象から外科などでないのはイメージ通りでした。
調べてみると、ブログや出版活動でも知られ、著作は20冊以上。
医師でありながら発信を続け、社会にメッセージを投げかけるインフルエンサーとなっていたのです。
さらに海外にもよく行かれ、海外での表彰で呼ばれたりと広く活動されています。
その姿に「素晴らしい」という思いと同時に、「なんて大きな差がついたのだろう」という強烈な感情に襲われました。
私は学生時代を怠惰に過ごし、時間を無駄にすることを極めました。
それでも技術者として一流企業を渡り歩きました。
現在は教育を通じて子どもたちの成長を支える、国の未来を考えられる、自分がやりたいことをやらせていただいていると思っており後悔はありません。
堕落も失敗も苦労も含めてすべてが自分の選んだのだと。
しかし今、大きな影響力を持ってもっと世の中のためになる仕事がしたいと思い始めた矢先、まさにそれを実現している先輩の姿を目にしました。しかも早生まれの関係で同い年。
自分がなりたい姿を、かつて同じサークルにいた人が実際に体現しているのです。
ここからは、学生時代の過ごし方によって生じる「差」という観点で考えてみます。
みなさんは「高校生の時給は10万円」という話を聞いたことがあるでしょうか。
これは誇張を含む例えですが、私と先輩の差はまさにそれを示しています。
医学部医学科への合格という道を選んだ人と、大学で学んだことを活かしていない、または大学という自分の道を拡げなかった人の間には、確率的に生涯年収に大きな差が開くことが多いです。
それを時間で割ると、1時間あたり10万円の価値に相当するという計算もあるのです。
もちろん、時給10万円は極端な表現でしょう。
しかし、人生の選択によって大きな差が開くのは事実です。
「人生はお金だけではない」「お金に真の価値はない」とも言われます。
確かにその通りですが、それはお金の心配をしなくてもよい立場の人が言えることなのではないでしょうか。
大学という場所は、人生を豊かにし、可能性を広げる場です。
そこで過ごす時間は経験そのものに価値があり、さらに収入や将来の選択肢にも直結します。
つまり「進学」とは単なる通過点ではなく、自分の人生を広げるための大切な選択なのです。
高校生という時間には、勉強だけでなく、部活や交友関係、共同活動など数えきれないほどの価値ある体験があります。
ですが、その中でも最も長期的に大きな価値を残すのは、やはり「努力」です。
人生100年時代。
後悔のない、
ワクワクに満ちた
楽しい人生を歩む
ために、今、自分は何をすべきか。
スマホを手に取る前に、一度考えてみましょう。
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