ゼミブログ
古文の読み方④|東三条駅前教室
2020年03月17日
古文の読み方④ 仮定と仮定逆接は見落とすな!
今回は、仮定と、仮定逆接についてお話ししましょう。
以前、古文は間違っても全訳するな、と言いましたが、当然重要な箇所は訳していかなければいけません。
仮定はまさに、訳しておかなければいけない重要な箇所です。見逃すと100%読解に失敗します。
仮定とは、「事実ではない」想像の話です。
「明日のテストで満点だったら、お小遣いアップしてもらえる」
という文があっても、明日のテストで本当に満点取れるかどうかは分かりません。
あくまで「~だったら」という話なので、古文でここを丁寧に訳さずに流してしまうと、「テストで満点取ったはずなのに、なんで逆にお小遣い下げられてるの?」って事態になりかねません。
だから仮定は必ず訳しましょう。
仮定の見分け方は簡単です。〔未然形+ば〕を見つけたら、「もし~なら」を付け加えるだけです。
これ自体は簡単です。
問題は、〔未然形+ば〕をすぐに訳せない人が存外多いことです。
即座に活用形を判別できないと、受験古文は致命的です。
すぐに、文法書についている活用表を覚え直しましょう。
この仮定に、前回説明した逆接の要素が加わったのが、仮定逆接です。(まんまやないかい!)
これもそんなに難しくありません。覚える単語は「とも」、訳し方は「たとえ~でも」、これだけでOKです。
「明日のテストで満点を取るとも、お小遣いは下げられる。(´;ω;`)」
逆接と同様、結論は文章の後半部分、「お小遣いは下げられる」の部分なので、事実に悩む必要はありません。
どうあがいても「お小遣いは下げられる」のです(´;ω;`)
次回は疑問・反語についてです!