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栄養士の資格取得ができる大学で学ぶ!
2020年05月09日
小・中学校の頃、学校での楽しみな時間として挙げられる「給食」ですが、その給食の栄養管理を行っている人がいます。
誰もが一度は聞いたことがある「栄養士」です。
栄養士は国家資格のひとつですが、試験を受けて取得する資格ではありません。
栄養士の資格を取得するためには、厚生労働省が指定した昼間部の栄養士養成施設(大学、短大、専門学校)を卒業する必要があります。そこで必要な課程を履修すれば、卒業するだけで免許が付与されます。
そこで今回は栄養士の資格が取得できる栄養学について紹介していきます。
栄養学分野では、大学4年間に学ぶことは非常に多いです。
最初の2年間では、教養科目と栄養学の基礎科目、3年目では栄養学専門科目と栄養教論養成科目、4年目に卒業研究と校外実習(保健所実習、病院実習、教育実習など)といった大学が多いです。
例えば、新潟県立大学(人間生活学部健康栄養学科)では、1年次に人体のしくみについて細胞レベル、分子レベルで学習する生化学や調理学、基礎栄養学を学び、2年次に応用栄養学など学びながら調理学実習を行います。
3年次には、国や地域、学校、職場等の健康・栄養状態・食生活・食環境の実態把握と分析、対策、実施、評価をおこなうための理論と方法を学ぶ公衆衛生学や基礎的医学知識をよく理解し、疾病の予防および治療等を学習し、臨床現場における必要な栄養管理、実践的な栄養ケアマネジメントを学ぶ臨床栄養学などより実践的な学問が増え、4年次には学校栄養教育実習や卒業研究を行っていきます。
新潟県立大学では、栄養士の資格だけではなく、管理栄養士国家試験受験資格と食育推進活動を目指すための栄養教諭一種免許状(管理栄養士国家試験受験資格が基礎資格として必要)も取得できます。
栄養士の就職先は多岐にわたっています。
給食施設や医療の現場において患者さんの栄養管理や病院の栄養指導など行える医療福祉業界、最近では学校において食育推進をはかるため教育現場でも活躍できます。
また、管理栄養士の資格を取得すると各現場で栄養指導が行えたり、地方自治体や保健所、地域の保健センターなどに勤務し、地域住民に対して栄養指導を行っていく行政栄養士として働けるチャンスがあったりと、業務内容や働く場所にさらなる広がりが期待できます。
この記事を読んで少しでも栄養士に興味を持ったら、ぜひ栄養学が学べる大学を調べてみてください!