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医学部って一体何を学べるの?

2020年05月28日

大学受験情報

5教科7科目型のセンター試験の得点率が9割以上、模試の偏差値65以上でないと、入学できないといわれている医学部。
でも、医学部の学生は普段どんなことを学んでいるか、知っていますか?

 

今回は医学部について紹介していきます。

 

 

医学部では、患者の診療を行う医療を学んだり、医学研究を行う礎を学んだりします。
学ぶ内容は、大学によって大きな違いをなくすために、国が定めた「医学教育モデル・コア・カリキュラム」というガイドラインに沿っています。

 

例えば、新潟大学の医学部医学科では、1年次に外国語、自然科学、人文社会科学などの教養教育に関する科目を学びつつ、週1回医学科の教授が医学に関するいろいろな話題について講義を行います。
また、1回のテストの学習量が大学受験相当の範囲といわれていますΣ(・ω・ノ)ノ!

 

2年次には、医学の専門科目がはじまります。「解剖学」、「生理学」、「生化学」を中心とする医学の基本となる基礎医学の科目を学んでいきます。 3年次には、基礎医学の中でも病理系と呼ばれる科目、例えば「病理総論」「基礎薬理」「生体防御と感染」といった科目を履修します。これらは、病気のメカニズムを学んでいくための基礎となる科目です。3年次後期には、基礎医学系あるいは臨床医学系の研究室で、それぞれ個別に2か月間実習を行う「医学研究実習」があります。

 

4年次は、患者さんに接するための実技、すなわち臨床技能と態度をさまざまな方法で学修する臨床実習があります。その修得度を評価する目的で「客観的臨床能力試験(OSCE)」の受験や、臨床の現場に出るための知識が備わっているかどうかを評価するために「コンピュータ医学試験(CBT)」を受験し、これらの試験に合格するといよいよ本格的な臨床実習が始まります。

 

5~6年次には、1週間または2週間ずつ、6~7人グループで大学病院の各科を順にまわります。実際に現場で、患者さんに接したり、講義や小グループ学習に参加することにより各科のさらに深い知識を修得します。

 

その後、卒業試験があり、合格した者にのみ卒業資格、つまり医師国家試験の受験資格が与えられます。例年、2月に医師国家試験が行われます。医師国家試験に合格し、卒業したのち、2年間の臨床研修を経て、ようやく医師になれます。

 

医学部を卒業した方のほとんどは病院勤務、医院・病院開業など、臨床医として活躍しています。
しかし、中にはそれ以外の職業に就く方もいます。例えば、大学の教育機関に所属して、臨床医でありながら、教育や研究活動を行う方、さらに官公庁や保健所で医療行政に携わる方もいます。

 

 

医学部に適性のある人は、人間の健康を守り、患者の病気を治そうという尊い意志を持つ人です。また、特別な理由がない限り休日でも深夜でも診療を行わなければなりません。医師には、医療への情熱だけではなく、気力・体力も十分に備えておくことが要求されます。

 

医師を目指したいという人は、患者さんやその家族、世のため人のため貢献できる強い意志と覚悟を持つ必要があります!

 

 

 

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