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世界史の出題傾向|高田駅前教室

2021年04月23日

【私大と国公立大の出題傾向の違い】◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!

 

 

 

今回は趣向を変えて、国公立と私立の出題傾向の違いについてお話しします。

 

まず、この問題を見てください。

 

 

 

◆早稲田大学法学部 2018年 大問Ⅴ(最終問題)

 

18世紀から19世紀末までの時期におけるロシアの「南下政策」の経緯と「東アジア進出」について、以下の語句をすべて用いて、300字以内で説明しなさい。

 

 

クリミア戦争  サン=ステファノ条約  ベルリン条約  北京条約

 

 

 

 

 

はい、さすがは私学の雄・早稲田のラスボス。最後の最後に受験生泣かせの長文論述をぶっこんできてくれました。
…ぶっちゃけ、長文論述が苦も無くできるようになれば受験世界史は制したようなもんです。

 

 

…では、次にもう1問。
さっきは超難関大学でしたが、今度は中堅国立大学です。

 

 

 

信州大学教育学部 2019年 大問1(1)

 

宗教改革からイエズス会の創設までの過程について、次の語句を用いて250字以内で説明しなさい。ただし、各語は少なくとも1回は使用し、下線を付すこと。

 

95カ条の論題  贖宥状  対抗宗教改革 トリエント公会議 ローマ教皇

 

 

 

 

…あれ?おかしいぞ?早稲田とおんなじような問題出してるよ?
しかも初っぱなから。受験生の偏差値帯、随分違うはずなんだけど…。

 

…と、こんな感じで、私立だと早稲田くらいしか出さないような長文論述を、国公立だと中堅大学でも平気で出題してきます

 

ちなみに早稲田(法)の論述はあれっきりで他は全部選択問題ですが、信州大学(教育)では、他に250字論述1問+400字論述1問が控えています。

 

つまり!地歴を使う国公立大受験者は、こまごまとした用語を覚える以上に、歴史や文化を文章で説明するスキルを身につける必要があるのです!

 

ちなみに私立は逆です。
文章を書かなくていい分、難関大学だと重箱の隅まで暗記しないと解けない問題が出ることがあります。
イスラム教の『クルアーン』は知っていても、その時のカリフを覚えている人はそうはいないでしょう…そんなのが平然と出ます

 

 

参考程度に、国立と私立、それぞれどれくらい論述が出題されるかのリストを作ってみました!
一部大学・一部学部ではありますが、もしよかったら参考にしてくださいね!

 

 

 

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