世界史チャレンジ問題⑤|高田駅前教室

2021年09月04日

【世界史の問題にチャレンジしてみよう!】◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!

 

 

激ムズ☆世界史チャレンジ!! 第5

 

 

 

 

第5回 中国史(春秋戦国~秦・漢) ~問題編~

 

 

問1 春秋・戦国時代の社会変化について250字程度で説明せよ。なお、解答文中では指定された語句に下線を施すこと。

 

氏族   諸侯   諸子百家   青銅貨幣   鉄

 

 

問2 秦の郡県制と漢の郡国制を比較し、漢が郡国制を採用した理由を75字以内で説明せよ。

 

問3 郷挙里選による官吏登用の方法と、それが漢代の政治に及ぼした影響を60字以内で説明せよ。

 

 

 

 

 

 

第5回 中国史(春秋戦国~秦・漢) ~解答編~

 

今回の出題校は京都府立大と東京都立大、西と東の公立大コラボです!

まずは恒例、歴史の流れの確認からレッツゴー!

 

 

 

殷周革命…武王 殷を倒し、周(都:鎬京)を建国

     周王朝…領地=封土を身内にお裾分け!

      …この「身内」を、諸侯といいます。

     周王朝「貢納と軍役さえやれば、封土は自由に支配してOK!」

     この関係=封建制度

 

春秋時代…周辺異民族の侵入→周王室は夜逃げ(鎬京→洛邑)

     周王朝の権威大幅ダウン。一方、有力諸侯が多数出現=春秋の五覇

      ※春秋五覇=斉・晋・呉・越・楚

     また、春秋中期から農業生産力アップ   ←製農具・牛耕の普及

      →小規模家族が農業経営できる時代に! =氏族の結びつき弱体化

 

戦国時代…晋が韓・魏・趙に分裂!

     韓・魏・趙・燕・斉・楚・秦の7国=戦国の七雄

     この頃…周王朝の権威もヘチマもない

         みんな「俺が王だ!!!」と周王ガン無視でバトる

          …勝ち抜くため各国富国強兵に必死 →商工業発展

           これに伴い青銅貨幣が流通

この「勝ち抜かないと負ける!」乱世…新しい社会秩序を提唱する思想家が出現

                  →諸子百家(例:儒家、法家、道家etc…)

 

 

以上が問1の範囲の流れ確認でした!

続けて秦・漢の歴史もチェック!

 

 

戦国七雄…韓・魏・趙・燕・斉・楚・

このうち秦…B.C.4世紀、孝公が、法家商鞅を用いて富国強兵を強力に推進!

      →B.C.221年 始皇帝中国統一!

 

始皇帝…統一の方法として郡県制を採用

    郡県制:諸侯が統治していた所に、中央から役人を送り込み支配させる

        =一気に中央集権化!(一方、面白くないのが諸侯)

    また、法家李斯を丞相(No.2)に採用 

 

もちろん儒家など他の思想は認めない焚書・坑儒

でもこんなの長く続かない

 

始皇帝死亡→一気に不満大爆発 反乱が発生!

 …①陳勝・呉広の乱 …中国初!大規模農民反乱

             →これは結局鎮圧される

  ②劉邦・項羽の戦い…始皇帝亡き後の天下をめぐりバトる

             →垓下の戦いで劉邦WIN →B.C.202 前漢建国、高祖と称す

 

高祖「もっと柔軟にいこうぜ!」

 →首都長安付近は郡県制で固める一方、

  地方は封建制を残し諸侯の支配を認めた =郡国制

 

 

これで問2もいけます!

 

続いて問3!

郷挙里選というのは、第7代武帝の時代に採用された、いわば公務員採用制度です。

武帝は超重要人物(VIP)なので、他の政策も含めチェックしましょう!

 

①事実上郡県制に戻す!

 …諸侯がフリーダムだと統制がきかない

  →封土削減断行 →諸侯が激おこ! …呉楚七国の乱(B.C.154)

   これを鎮圧、諸侯全員フルボッコ →中央集権復活!

 

②宿敵匈奴はさみうち計画!

 …匈奴=モンゴル系北方民族。かつて高祖をギャフンと言わせた(by 冒頓単于(ぼくとつぜんう)

  これを挟撃したい!→張騫(ちょうけん)を大月氏に派遣

 

③財政難をゴリ押しで打開!

 …戦争で財政難 →打開策として次の法を制定!

  ・均輸法:特産物を国が召し上げる →不足地で転売しく送するから均輸法)

  ・平準法:物価下落時に物資買う  →高騰したら売りさばく!

  ・塩・鉄・酒の専売:塩は生活必需品(塩分の無い食事とか嫌でしょ?)

            鉄は農具を作るのに必須

            酒は大人には必須、ナノカナー

            これを売れるのは国だけ! →大もうけ!

 

儒学官学化

 …董仲舒「孔子先生は漢の正当性を予言していたんですよ!」とプレゼン

…まさかの採用。一気に官学に!儒学研究職として五経博士設置

 

⑤郷挙里選

 …④の儒学思想に基づき、徳のある人を各地から官僚に採用しよう!という方法。

  でも実際には、徳ではなく力のある人(豪族)に媚びまくってた

   →地方豪族が中央政界に進出するのを助長する結果に

 

 

 

 

 

 

解答

 

 

問1

春秋時代における異民族の侵入に伴い、周王家が鎬京から洛邑に逃れ弱体化した一方、春秋の五覇と呼ばれる有力諸侯が勢力を拡大した。また、春秋時代中期には製農具や牛耕が出現し農業生産力が向上、小家族による農業経営が可能になり氏族的紐帯は緩んだ。戦国時代になると周王家の権威は失墜し諸侯が競い合う実力主義的時代となった。各諸侯は富国強兵に努め、結果商工業が発展、青銅貨幣の使用が始まった。結果、従来の世襲的身分制は崩壊した。また、この乱世にあって、新しい社会秩序を模索する諸子百家と呼ばれる思想家が現われた。

 

 

問2

秦が中央から官吏を派遣し郡国制を敷いた事に対し、地方の封建諸侯が反発したため、漢は首都近郊の主要部では郡国制、地方では封建制を敷く郡県制を採用した。

 

 

問3

各地から有徳者を管理として採用する方法であったが、実際には地方豪族ばかりが推挙され、結果地方豪族の中央政界進出が進んだ。

 

 

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