ゼミブログ
化学基礎ワンポイント学習法③|東三条駅前教室
2021年10月14日
【化学基礎の勉強方法】◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!
今回は「原子量・物質量」の分野についてやっていきましょう!
まず、原子量について
相対質量、原子量とはどういうものか…というところは教科書、参考書を見てください。
ここで覚えてほしいのは、
元素の原子量=(同位体の相対質量×存在比[%]/100)の和
です!
分子量に関しては大丈夫なんじゃないかな?と思うので割愛させてもらいます。
次に、物質量について
物質量とは簡単に言うと、molのことです。
まず、覚えておかないといけないのは以下です。
アボガドロ定数:1molあたりの粒子の数[NA] NA=6.02×1023/mol
モル質量:物質1molあたりの質量[g/mol]
これらをまとめると、
物質量[mol]=粒子の数/6.02×1023=質量[g]/モル質量[g/mol]
こうなります。これらは覚えて使えるようにしておくべき超重要知識です!
そして、もう1つここで覚えるべきことは、
標準状態で、1molの気体の体積:22.4L
です。
こういった公式は覚えて当てはめて計算するイメージがありますよね。
けど、覚えられない…っていう人もいますよね?現に私がそうなんですが(笑)
それじゃ、どうやっていたかを紹介します。
2つあるんですが、
1つ目は単位で計算。
2つ目は比率で計算。
この2つです。
1つ目の単位で計算というのは…
求めたいものが物質量[mol]で、質量[g]とモル質量[g/mol]が分かっている場合
求めたいものの単位がmol
分かっている質量とモル質量の単位がgとg/mol
では、gとg/molでどういう計算をしたらmolという単位になるかを考えます。
g÷g/molをすればmolになりますね?
これに数値を入れて計算するのが単位で計算する方法です。
2つ目の比率で計算というのは…
モル質量は物質1molあたりの質量なので 1mol:〇g と見て比率の計算をします。
例えば、
アルミニウム5.4gの物質量は何molか? Al=27
この場合、アルミニウム1molは27gなので 1:27
何molか?と聞かれているので Xmol として
Xmolで5.4gあるので X:5.4
つまり、 1:27=X:5.4 を計算します。
27X=5.4 X=0.2mol となります。
これらはアボガドロ定数でも同じ様にできます。
やりやすい・やりにくいがあるので、自分に向いているやり方でやってみてください!