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化学基礎ワンポイント学習法④|東三条駅前教室
2021年10月19日
【化学基礎の勉強方法】◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!
今回は「化学反応式」の分野についてやっていきましょう!
これは、係数を求めるのに苦労するんじゃないでしょうか?
基本的には暗算で求めますが、複雑な時は未定係数法を使います。
係数を文字で置く
↓
各元素の原子で方程式を立てる
↓
最も小さいと思われる文字を1とする
↓
出した答えを整数にする
これが未定係数法です。
そして、化学反応式を用いた質量や気体の体積の計算は「係数比=物質量比」から求めることが大切です。
この関係から物質量を導き、物質量を基準にして比例計算しましょう。
この分野で他に大事なことは以下になります。
質量パーセント濃度[%]:溶液100gあたりに溶けている溶質のg数
=溶質の質量/溶液の質量×100
溶媒αgに溶質βgを溶かした場合→β/α+β×100
モル濃度[mol/L]:溶液1L あたりに溶けている溶質の物質量(mol)
=溶質の物質量(mol)/溶液の体積(L)
質量パーセント濃度からモル濃度への換算は、溶液1L中の溶質の質量を、
モル濃度から質量パーセント濃度への換算は、溶液1Lの質量とその溶質の質量を導くことがポイントになります。
溶解度:一定量の溶媒に溶ける溶質の量を示した数値。
一般に、溶媒100gに溶ける溶質のg数。温度によって変化する。
飽和溶液W[g]を冷却したとき、析出する結晶はx[g]
(100+初めの溶解度):(溶解度の差)=W:x
これらのことは覚えておきましょう!
この分野は暗記というよりは計算の分野になりますね。
はじめは基本的な問題で計算方法をしっかりと身に付けてから、模試や共通テストの過去問に手を付けるのがいいでしょう。