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令和7年の共通テストの問題について|仙台校

2022年11月11日

大学受験情報

【新学習指導要領の共通テスト試作問題・作問方針】◎仙台駅前の塾・真友ゼミ仙台校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!

 

 

共通テストを作成・実施している大学入試センターが令和7年実施の共通テストについて試作問題と作問方針を公開しました。

 

この令和7年実施の共通テストですが、2022年4月に高校に入学した生徒から導入された「新学習指導要領」を反映させた初めての共通テストになります。

 

科目が再編されることと、新しく「情報Ⅰ」が受験科目として新設されることが大きな特徴として注目されています。

 

 

そこで、令和7年実施の共通テストについて簡単にまとめてみようと思います!
2022年4月に高校1年生になった皆さんをはじめ、中学生の皆さんも今のうちから知っておきましょう!

 

 

 

 

 

 

共通テストの科目と作問方針について

 

再編されることで、受験科目は次の通りになります。
また、作問の方針も少しずつ明らかになってきました。

 

 

 

◆国語

従来通り『国語』1科目として課され、現代文と古典(古文・漢文)を扱う点は変わりません。


現代文では近代以降の文章の大問を2問から3問に増やし、それにより現代文の配点が110点となります。また、以前から伝えられている実用的な文章も題材とする可能性があるようです。
現代文が110点になったことで、古文・漢文は合計90点に減ります。
試験時間は90分に延長となります。

現代文が1問増えたことで、今まで以上に文章を読む力(速読力・読解力)が問われそうです。

 

 

◆社会

従来の地歴(地理、日本史、世界史)と公民(現代社会、政治経済、倫理、倫理・政治経済)から次の6科目になります。


①『地理総合・地理探究』
②『歴史総合・日本史探究』
③『歴史総合・世界史探究』
④『公共・倫理』
⑤『公共・政治経済』
⑥『地理総合・歴史総合・公共』 ※3つの分野のうち2つ選んで解答

 

この中から1科目または2科目を選択して解答することになるようです。
ただし、以下の組み合わせは不可となります。


・④+⑤
・⑥で選択した2分野と同一名称を含む科目
(例:⑥で地理総合と公共を解答するなら、①と④と⑤は選択不可)

 

 

 

◆数学

出題科目が次の3科目になります。


①『数学Ⅰ・A』
②『数学Ⅰ』
③『数学Ⅱ・B・C』

 

現行のものに数学Cが加わる形になります。
数学Ⅰ・Aは大問選択がなくなり全問解答になります。
試験時間は70分に延長される予定です。

 

 

◆理科

出題科目が次の5科目になります。

 

①『物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎』 ※4つのうち2つを選択して解答
②『物理』
③『化学』
④『生物』
⑤『地学』

 

この中から志望校に合わせて選択をして解答します。
選択方式は現行と同じようです(基礎2科目のみや基礎2科目+専門1科目など。詳しくは割愛)。

 

 

 

◆外国語(英語)

形式自体は現行のものと大きく変わりがないようです。
問題形式はセンター試験からだいぶ変わったので、毎年の共通テストの問題に注目です。

 

 

 

◆情報

新しく『情報』1科目が試験科目として登場します。
新学習指導要領では、「情報Ⅰ」が必修科目で、「情報Ⅱ」が選択科目になります。
そのため、出題する内容は全員が履修する「情報Ⅰ」の範囲にするようです。

 

 

 

 

以上が現時点(2022年11月時点)での方向性となります。

 

 

こちらから試作問題が閲覧できますので、ぜひ目を通してみてください。


特に大学受験を経験された保護者の皆様は、今の大学受験生がどのような問題に立ち向かっているのかをぜひ知ってください。ご自身が経験された問題とはかなり異なっていることに衝撃を受けるかと思います。

 

 

 

 

 

一般選抜でも推薦入試でも共通テスト対策は早めに

 

 

共通テスト全体の傾向として、図表やグラフなどを活用した問題や、会話文形式で出題される問題が多く見受けられます。これは理系科目だけではなく、国語や日本史などの文系科目でも同じです。

 

ですので、定期テストのような教科書で学んだ知識の再確認をするような問題を解いてばかりいては共通テストに対しては不十分です。

 

新設される情報Ⅰの試作問題を見ましても、教科書で覚える知識を問う出題はもちろんありますが、それ以上に学んだ知識をもとに、その場で与えられる条件を活用して問題を解き進めるなど、暗記力ではなく思考力が試されています。

 

定期テストの勉強は共通テストを解くうえで必要な知識を定着させるための学習です。そのテスト勉強で蓄積させた知識を「どのように使うか」の訓練は、早いうちから取り組んで慣れさせる必要があります。また、問題文自体が長く複雑なので、長文を読む習慣も早くから身につけたいところです。

 

 

また、昨今では推薦や総合型選抜で入学する生徒が増えてきていますが、もし推薦入試や総合型選抜をお考えで、「推薦だから勉強しなくてもいいんじゃない?」と思われている方がいらっしゃいましたら要注意です!

 

推薦や総合型選抜は面接や小論文などが主な試験ではありますが、昨今では学力評価のために共通テストの受験を課す大学が増えてきています。現時点で志望校が決まっている場合は、直近の入試要項を確認してみてください。

 

 

 

共通テストに向けて、

 

①定期テスト勉強を毎回がんばって知識を蓄えること
②「なんで?」「どうして?」と周りの問題に意識をして考えること
③長めの文章を読んで内容を理解すること

 

以上3つから取り組んでみてください!

 

 

 

 

 

 

 

◆定期テスト対策から受験対策までお任せください!

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