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新潟県高校入試の内申点について|三条校
2024年04月12日
【新潟県高校入試の内申点の計算方法】◎東三条駅前の塾・真友ゼミ三条校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!
真友ゼミ三条校の富樫です!
今回は、新潟県の高校受験で重要な要素になる「内申点」についてお話ししようと思います。
内申点に関して知らない人や、「なんとなく知っている程度」という人もいるのではないでしょうか?
内申点の基準は県ごとで違いますが、今回は新潟県の基準でお話をさせていただきます!
新潟県高校入試の内申点について
高校受験の際に高校に調査書(内申書)を提出します。
ここに記載される中学1年、2年、3年の9教科の成績を5段階で評価したものが内申点になります。
(9教科=主要5教科+保健体育・音楽などの技能教科4科目)
つまり、
1年生: 5×9教科=45点
2年生 :5×9教科=45点
3年生 :5×9教科=45点
内申点の最大値は合計「135点満点」になります。
(技能教科が足を引っ張って内申点が低くならないよう、全教科に気を配る必要がありますね)
では、5段階評価とは何を基準に評価されているのでしょうか?
評価の基準を下記にまとめます!
調査書における5段階評価の基準
1.定期テスト(中間・期末テスト)の点数
皆さんが最初に思い浮かべたのではないでしょうか。
内申点=高校入試に直結するので、1回1回の定期テストの点数はとても大切になります。
2.課題提出
各教科の宿題やレポートの提出になります。
宿題などは丁寧に取り組み、期限までに提出することが大切です!
3.授業・学習態度
先生の話をよく聞き積極的に授業に取り組んでいるか、実技教科であれば真面目に一生懸命取り組んでいるかが大切です!
4.その他学習活動
その他の学習活動は、ノート提出や小テスト、発表・発言、グループ学習など、先生方は全ての教科において学習活動の全てをご覧になってるので、普段の授業からしっかりと臨むことが大切です!
以上が調査書における5段階評価の基準となっています。
ただ、「実際にどのくらい点数を取ればいいのか?」「積極的にって何をすればいいのか?」など、明確な目安や具体例などの基準は公表されていません。
では、何を目安にすればいいのでしょうか。
一番わかりやすいのは、学期ごとに返却されている通知表です。
内申書と通知表は別物ではありますが、通知表に記載されている5段階評価などは内申点の目安になるので、まずは通知表の評価を目安にしましょう!
学力試験と内申点(内申点比率)
私立高校受験では内申書の内容で合否が決まったり、学力試験で合否が決まります。
一方で、公立高校受験では学力試験と内申書の割合(内申点比率)で合否が決まります。
新潟県の公立高校入試の内申点比率は学校によって様々で、
学力試験:内申点=
実業高校や総合高校→「5:5」 または 「6:4」
普通科高校→「7:3」
になっていることが多いです。三条市や近郊だと、
三条高校や三条東高校、巻高校、加茂高校などが7:3です。
三条商業高校は5:5で、新潟県央工業高校は6:4です。
(令和6年度選抜要項より)
次に、合否判定(内申点と学力試験の点数の関係)に関する計算方法を紹介します。
例えば、AさんBさん2人の受験生がいたとして、
◆Aさんの内申点
中学3年間、主要5教科はすべて3、技能教科4教科はすべて5だったとすると
主要5教科は 1年分が3×5教科=15 これが3年分なので 15×3年分=45
技能4教科は 1年分で5×4教科=20 これが3年分なので 20×3年分=60
合わせて 105点が内申点になります。
◆Bさんの内申点
中学3年間、主要5教科はすべて5、技能教科4教科はすべて3だったとすると
主要5教科は 1年分が5×5教科=25 これが3年分なので 25×3年分=75
技能4教科は 1年分で3×4教科=12 これが3年分なので 12×3年分=36
合わせて 111点が内申点になります。
さらに、Aさん、Bさんともに入試の学力試験で300点だったとします。
それを踏まえて公立高校で多い「7:3」の割合で100点満点換算で計算すると、
AさんもBさんも学力試験で300点なので
300/500×0.7×100=42 ※500=学力試験(5教科試験)の満点
42点が2人の学力試験での持ち点になります。
そこに先ほどの内申点を加えます。
Aさんは内申点が105点なので
105/135×0.3×100=23.3 ※135=内申点の満点
23.3点が内申点の持ち点になり学力試験の持ち点(42点)を合わせると
65.3点が点数になります。
Bさんは内申点が111点なので
111/135×0.3×100=24.7 ※135=内申点の満点
24.7点が内申点の持ち点になり学力試験の持ち点(42点)を合わせると
66.7点が点数になります。
このような形で総合的な点数が決まり合否が決められます。
内申点を最大で取れば30点になるので、3割が内申点と考えるとかなり大きいですね。
基本的には同じくらいの内申点の子との勝負になるので、本番の学力試験が重要視されがちですが、進学校や倍率が高い高校は内申点でも学力試験でもしっかりと点数を取ることが求められます。
現状、普段から勉強を頑張っている皆さんはもちろんですが、志望校が決まってない・考えていないという皆さんも「普段の学習から高校受験(勝負)が始まっている」という意識をぜひ持って学習を進めてください!
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