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第1回:入試英語理解の基本的心構え|新潟駅前教室
2020年03月04日
ベテラン講師の中山が教える入試英語の勉強方法
この連載の目的
皆さんこんにちは。大学入試英語の勉強方法について受験生の皆さんにお伝えするシリーズ連載を担当します新潟校の中山です。
受験指導を始めて20年以上になりますが、高校生の英語の学力は年々下がっていっていますね。英語の読み方がどんどんテキトーになっていっている。それでいて、そんな高校英語教育のお寒い実情など全然お構いなしに入試の英語長文問題はどんどん長くなっていて、結果として受験生の英語力格差もどんどん開いていってしまっている。
この受験英語の過酷な現状をどう突破するか、それがこの連載を通じて皆さんにお伝えしたいことです。
単語力の不足のせいではない
高校生の英文読解力が落ちてきている最大の原因は英文法学習が著しく軽視されていることにあります。たいていの人は「英語が全然読めないのは単語知識が不足し過ぎているからだ」と思い込んでいます。
単語知識はもちろん重要ですが、単語をいくら覚えても、それだけでは英語はまともに読めるようにはなりません。本当に重要なのは単語知識よりも英文法の理解なのです。
英文法学習についての誤解
でも英文法の学習もずいぶん誤解されていますね。
何百個もの構文・イディオムをできるだけ頭に詰め込むことが文法の勉強だと思い込んでいる人はすごく多い。覚えないといけない構文・イディオムは確かに膨大ですが、残念ながらそれらを完璧に頭に入れたときが英語が完璧に読めるようになるときではありません。
英語理解の基本的心構え
英語がまだ読めないでいるのは単語と文法の知識がまだ不足しているからだ、だからもっとたくさん覚えれば英語が読めるようになるはずだ、という思い込みを捨てることからまずは始めましょう。
英語に向き合う際の基本的な心構えを理解することが何よりも大切です。それは何か。非常に単純です。英文法なんてしょせん、
基本的には英語の語順は単に日本語とは逆さまなだけ
だということです。
だから日本語が分かるなら語順が逆さまなだけの英語の理解も特に難しくない。
まずはこの基本的な事実をしっかり押さえることから始めましょう。
それだけで英語は驚くほど簡単に読み解けるようになります。詳しくは第2回に説明しますね。
◆第2回
第2回:語のまとまりを単位とする|新潟駅前教室