ゼミブログ
第2回:語のまとまりを単位とする|新潟駅前教室
2020年03月05日
ベテラン講師の中山が教える入試英語の勉強方法
英語を逆さまに読んでみる
英語が読めない最大の原因は単語力の不足というより英文法理解の不足なのだと前回書きました。
第1回:入試英語理解の基本的心構え|新潟駅前教室
しかも英文法ってのは突き詰めると、単語が日本語とは逆向きに並んでいるということでしかないのだとも書きました。
でも単純に逆さまではないですよね。
She is a clever girl.(彼女は賢い女の子です)
ただ逆向きに日本語に置き換えていくと、
女の子 賢い 一人の です 彼女は
となってしまい全然日本語にならない!
語のまとまり=句
そうですね。単純に逆向きではなくて、
①主語(She)は日本語と同じで最初に置く、
②形容詞(clever)+名詞(girl)の語順も日本語と同じ、となっています。
②のようになるのは、それはa clever girl「(一人の)賢い女の子」はひとまとまりの言葉だからです。
She is [ a clever girl ]
と三語全体でひとまとめにして扱う。
これを「句」と言いますが、この句単位で考えれば、主語を最初に置く以外は基本日本語とは逆向きに並んでいるのです。
彼女は[(一人の)賢い女の子]です
どこからどこまでがひとまとまりの句なのかを見抜けるようになることが英文読解の第一歩です。
次回は、この「語のまとまり」をきちんと見抜くだけで驚くほど英文が読み解けるようになることを説明したいと思います。
お楽しみに。
◆第3回
第3回:もう少し長い文で試してみる|新潟駅前教室