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勉強をする理由|上越高田校
2023年11月01日
【なぜ勉強をするのか?】◎高田駅前の塾・真友ゼミ上越高田校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!
結構前の話になるのですが、とある国会議員の方が「三角関数より金融経済を学ぶべきではないか?」とTwitter(現X)で発言し、賛否両論(炎上)で話題になった…というのは、ご存じの方も多いかもしれません。
もちろん、火種になったのは「金融経済を学ぶべき」の方ではありません(むしろこちらの意見だけであれば「アリ」という人も結構いました)
この発言がいわゆる「炎上」に至ってしまった原因は、ひとえに「金融経済の必要性を訴えるために三角関数を腐した」ことに他なりません。
この発言について、皆さんはどう思うでしょうか?
「実用性だけで判断して、三角関数が無価値だと思うなよ」と憤るでしょうか。
それとも「数学だけでなく古文漢文もやめて、そのぶん契約書や約款など実用的な文章の読み方を学ぶべきだ」と実学推進の考えに賛同するでしょうか。
あるいは「数学なんかキライだから三角関数だけでなく全部なくしてほしい」なんて思っている人もいるかもしれません(僕もそう思っていたことがありました)
色々考え方はあるかと思いますが、僕はこの議員さんの発言には賛同しかねます。
つまり、僕は「三角関数が無価値だと思うなよ」という立場です(数学なんか全部なくしてほしいと思っていたことは棚に上げつつ)
僕が思うに、勉強する理由というのは、「面白い」だとか「楽しい」と思える学びに出会うためなのだと思います。そして、それは人によって違うものなのだと思います。
ある人は数の神秘に惹かれ、またある人は異国の言葉に興味を持ち、また別の人は化学の不思議に魅せられ、さらに別の誰かは古代から連綿と連なるロマンに喜びを見出す。
役に立つと立たないとに関わらず、学問というのは誰かにとって「面白い」「楽しい」ものなのだと思います。そして、それは学んでみないと「面白い」のかどうかわからない。
例えば高校1年の頃の僕は、高校の先輩から「世界史はカタカナを大量に覚えないといけないからきついよ」と聞かされて怯えていました。
しかし高校2年に進級し、いざ世界史の勉強を始めて見ると「横文字が多くてゲームみたいで楽しい」とドはまりして、最高で偏差値80を取るほどの得意教科になりました。
つまり、高校1年生の頃の僕は世界史が「自分にとって面白い」ことに気づいておらず、高校2年生になって初めて「楽しい」と気づいたわけです。
そして、もちろん、三角関数も誰かにとって「面白い」学問であるのはいうまでもなく。
それに出会う権利が、奪われることはあってはならないと思います。
そして、それこそが、僕が「三角関数を無価値だと思うなよ」と(高校時代にサボったことは棚に上げつつ)主張する根拠です。
みなさんにもこれから「楽しい」「面白い」と思えるような学問との出会いがありますように。
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