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新潟県高校入試の問題を分析してみた【国語編】|長岡校

2025年03月12日

【新潟県高校入試の国語の問題について】

 

 

 

こんにちは。
真友ゼミ長岡校の山口です。

 

先日新潟県の2025年度高校入試が実施されました。

 

今回はその入試に出題された問題を、山口の独断と偏見で分析してみたいと思います。
個人的感想(←これが8割)も含みますので、参考にしてみてください。

 

 

 

 

2025年度 新潟県高校入試の国語の問題について

 

 

大問1 漢字の読み書き

 

例年通りの難易度。
日常的に使う漢字が多く、国語が苦手な生徒はここでしっかり得点しておきましょう。

 

 

 

大問2 日本語の知識

 

日本語の品詞や修飾関係は改めて解こうとすると複雑で、普段なんとなくで国語を解いている生徒はときに難しく感じることも多いのではないでしょうか?

今回は漢文の白文に返り点を加える問題や外来語の辞書的な意味を答える問題が出題されました。
過去問にはなかった出題で、来年度は過去問のみに頼らず、広く文法問題、語彙問題に取り組む必要があるでしょう。

 

 

 

大問3 古文

 

江戸時代初期の小説『浮世物語』の一節が採用されました。
江戸時代以降の文章は平安時代~鎌倉時代の文章よりも読みやすい傾向にあり、今年も内容読解について全く分からないという生徒は少なかったと思います。

 

一方設問には、「物価と需給バランス」の概念を理解しているかを問う問題があり、単に国語力だけを測るのではなく、文章の描写からその背景的な動きをつかめるかが問われることになるでしょう。

 

 

 

大問4 論説文

 

今年は傍線部を言い換える、いわゆる「『どういうことか』問題」が出題されませんでした。
その代わり、文中の空欄に当てはまる言葉を文章中から抜き出す問題が追加され、空欄補充の問題が計3題出題されました。そういう意味で論説文の難度は例年よりも(若干)易化したと言えます。

 

しかし、記述問題(六)は記述量が多く、相変わらず難問の部類になります。なんとなく文章中のそれっぽいことを並べても、まとまりのない解答にしかならないので、伝えたいポイントをきちんとまとめられるように練習を積み重ねましょう。

 

 

 

 

総評

 

難度は昨年と比べても若干易しくなったと思いますが、国語を得点源にするには論述が大きな壁になっているというのは言うまでもないでしょう。また昨年にはなかったタイプの問題も出題され、来年度入試は少し傾向が読めなくなりそうです。

 

記述のコツは『マルチテキスト』に慣れることです。
複数の文章を並べてみたとき、それらが同じことを言っているのか、逆のことを言っているのかを見極めることです。

 

そうしたら、二つの文章の大事なポイントを2つずつ、それぞれ20~30字くらいでピックアップしてみましょう。この時、決してダラダラ長々と書かないことがコツです。

 

 

 

 

 

 

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