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古文の読み方|東三条駅前教室

2020年03月05日

古文ってどうやって読めばいいの?

 

 

さて、前回の記事では、「古文が読めなくなる理由は全訳をしようとしているからだ」、「重要単語が含まれている部分だけ訳すこと」、と説明しました。

 

古文が読めない理由

 

今回は、古文を「読む」ための必須スキル2つ目、「主語の見つけ方、補い方」をお話します。

 

 

覚えておいてもらうことはたったの2つです。

 

 

①人物の直後の句読点=「~は、~が」と訳す。

 

試しに次の文章を見てみましょう。赤字の部分に注目してください。

 

 

亭子の帝、石山につねにまうでたまいにけり。国の司、「民疲れ、国滅びぬべし」となむわぶると聞しめして・・・・

『大和物語』

 

 

いずれも「亭子の帝は~」「国の司が~」と訳せることが分かると思います。

人物+句読点というコンボは、主語を表していると判断することができます。

 

 

 

②接続助詞の「て」は同じ主語で繋がっている。

 

次の文章はどうでしょうか。

 

 

山口先生が、朝起きて歯を磨いて、シャワーを浴びて、朝食食べて、・・・・

『山口の生活』

 

 

朝起きるのも、歯を磨くのも、シャワーを浴びるのも、朝食を食べるのも、すべて「山口」が主語です。

接続助詞の「て」で繋がっている下線部の動詞は、全て同じ主語となります。

これは古文の文章にも当てはまります!

 

 

以上の2つをきちんと行えば、古文読解の第一歩、主語を極めることはクリアです!

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