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第4回:区切りの見つけ方|新潟駅前教室
2020年03月13日
ベテラン講師の中山が教える入試英語の勉強方法
前回は長めの文を例文に語のまとまりで区切って読んでみました。
第3回:もう少し長い文で試してみる|新潟駅前教室
文が長くても、短い文のときとまったく同じで、まとまりの単位で逆向きに読んでいくと、そのまま日本語の訳にほぼ置き換わることを確認しました。
今回はどこからどこまでがひとつのまとまりなのか、その区切りの見つけ方を教えます。
これがすごく簡単なのです。前回と同じ例文を使ってみましょう。
That tall and beautiful building is the house where he lived in his younger days.
(あの大きくてきれいな建物は彼が若い頃に住んでいた家です)
あらためてこの英文を語のまとまりで区切ります。
[ That tall and beautiful building ] is the house [ where he lived ] in [ his younger days.]
下線を付けた赤字の語に注目してください。
最初のisは主語のまとまりがその前で終わった印です。
次のwhereはまとまりの始まりの印です。
そして三番目のinがその前までがひとつの区切りであることの印なので、その前までがwhere から始まるひとまとまりということになります。
isは動詞=述語なので、その前までが主語のまとまりになるのです。
英文を左から読んでいく中で(途中関係詞がない場合に)最初に出てくる動詞までで一回区切りましょう。
whereは関係詞です。これが出てきたら必ずそこから別のまとまりが始まります。他の関係詞why, when, how, who, which, whose, whom, thatでも同様です。
inは前置詞です。前置詞の前で必ずひとつまとまりが終わります。
他の前置詞は何があるかちゃんと分かっていますか?
to, into, by, from, on, upon, for, with, of, about, at, against, out of, beyond, without, around, as, during, through, across, within, despite
などですが、たいした数ではありません。きちんと覚えましょう。
もちろん他にもまだ区切りの印となるものはありますが、どれも分かりやすいものばかりで簡単に見抜けるものばかりです。
次回は他の印を説明していきます。
◆第5回
第5回:疑問詞を元いた場所に戻す|新潟駅前教室