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第6回:まとまりの区切れ【まとめ】|新潟駅前教室

2020年03月27日

ベテラン講師の中山が教える入試英語の勉強方法

 

前回まで、英文の中の語のまとまりの区切れについて説明してきました。

 

第5回:疑問詞を元いた場所に戻す|新潟駅前教室

 

動詞の前で主語のまとまりが終わる、前置詞の前まででひとつのまとまりが終わり、そこから新しいまとまりが始まる、関係詞、that、疑問詞からも新たなまとまりが始まるといった具合で理解しておけば、ほぼ問題なく語のまとまりとまとまりの間の区切れが見つけられます。

 

まとまりさえ正確につかめれば英語を少なくとも文法的には誤読することはなくなります。

 

次の例文で確かめてみましょう。

 

 

I think that he probably wants to do in the near future what he should have done in the foreign countries which he visited in his younger days.
(彼はおそらく自分が若い頃に訪れた諸外国でやっておくべきだったことを近い将来やりたいのだと思います。)

 

 

[I think] that [he (probably) wants to do] in [the near future] what [he should have done] in [the foreign countries] which [he visited] in [his younger days].

 

 

一番後ろから、区切ったまとまりごとに訳しながら、順に遡っていってみましょう。

 

 

[彼の若い頃][彼が訪れた](関係詞=訳さない)[諸外国][彼がやっておくべきだった]ことを[近い将来][彼はおそらくやりたい]のだと[私は思います]。

 

 

どうでしょうか?ほぼ正しい日本語訳が出てきたでしょう?
まとまりの区切れさえ正しく見つけて、逆向きに訳せばほぼそのまま日本語の文になるのです!

 

 

このように英文法と日本語の文法は語順が正反対であること以外は実はそれほどたいした違いはないのだということが分かったわけですが、それが分かったところで、それだけでは実際の入試問題の英文を読み解くときにあまり役に立たないのも事実でしょう。
というのは、長文問題を読むときに、いちいち一文ごとに語のまとまりを見つけてから、文の一番最後から逆向きに読む(いわゆる「返り読み」)なんてことはできるはずがないし、するべきでもないからです。

 

 

次回からは、以上の語のまとまりの区切りについて説明した内容を踏まえて、英文を一番最後から逆向きに読むのではなく、一番頭から順に読んでいきながら文法構造を正しく把握し、かつ頭の中に正しい日本語訳が浮かんでくるようにする簡単なコツを説明したいと思います。

 

乞うご期待!

 

 

 

◆第7回

第7回:直読直解法|新潟駅前教室

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