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第7回:直読直解法|新潟駅前教室

2020年03月27日

ベテラン講師の中山が教える入試英語の勉強方法

 

第7回:まとまりの区切れを使った直読直解法

 

前回までは、日本語の文法と英語の文法は語順が正反対であること以外たいした違いはないことを説明してきました。

 

第6回:まとまりの区切れ【まとめ】|新潟駅前教室

 

つまり、日本語がちゃんと分かっているなら英語だって必ず理解できるはずだということです!
恐れることは何もないのです。

 

しかしながら、制限時間に追われる入試問題を読むときには、英文を一番後ろから逆向きにたどっていく読み方をしている余裕はありませんよね。頭から順に意味を取っていく「直読直解」をしなければいけません。

 

ところが実は、前回までに説明した語のまとまりの見つけ方をちゃんとマスターしてもらえれば「直読直解」はすぐにできるようになります。頭から英文を読みながら語のまとまりの区切りを発見していき、まとまりの順に訳していけばよいのです。もちろん本当の意味で正しい日本語の語順にはなりませんが、文が言いたいことの意味は分かります。

 

前回使った英文をそのまま使って説明してみましょう。

 

 

I think that he probably wants to do in the near future what he should have done in the foreign countries which he visited in his younger days.
(彼はおそらく自分が若い頃に訪れた諸外国でやっておくべきだったことを近い将来やりたいのだと思います。)

 

 

頭から順に読むというのは、次のように、区切りのサインとそのあとに続くまとまりを一つの単位として順に訳していくことなのです。

 

( )の中の訳を順に読んでみてください。

 

 

I think(私は思います)

 

that he probably wants to do(彼はおそらくやりたいのだと

 

in the near future(近い将来

 

what he should have done(彼がやっておくべきだったことを

 

in the foreign countries(諸外国

 

which he visited(彼が訪れた  =関係詞は訳さない)

 

in his younger days. (彼の若い頃

 

 

 

どうでしたか?多少慣れは必要かとは思いますが、ほぼ問題なく言っていることは分かりますよね?これが「直読直解」です!もちろん実際の入試問題の英文となるとそう簡単にはいきませんが、読み方の原則は変わりません。

 

次回は、実際の入試問題を素材に、語のまとまりの区切れと直読直解の仕方についてさらに詳しく説明していきます。

 

 

 

◆第8回

第8回:直読直解法を解説!①|新潟駅前教室

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