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第22回:国公立二次試験の攻略法④|新潟駅前教室

2020年08月27日

~大学入試の英語勉強方法~

 

 

ベテラン講師の中山(真友ゼミ新潟駅前校)が教える入試英語の勉強方法

 

 

前回は基本パーツとなる三つの英訳文を作りました。

 

① the world globalizes

② we develop abilities of communication

③ It comes to be recognized that

 

第21回:国公立二次試験の攻略法③|新潟駅前教室

 

 

次のステップに進みましょう。
日本語の他の部分を英語にして①~③の文に加えていきます。あらためて日本語全文を確認しておきましょう。

 

 

兵庫県立大学(2015年度・前期日程)

 

次の日本語を英語に訳しなさい。

 

 

グローバル化に伴い日本人の英語によるコミュニケーション能力の育成が重要課題と認識されるようになって久しい。

 

 

ポイントは、すでに作った①~③の英文にくっつくように語を選ぶということです。

 

「に伴い」は①the world globalizesにくっつくように選ぶと接続詞asがよいでしょうね。変化の動詞とともに用いると「~につれて」という「比例」の意味になります。構造上、接続詞から該当語を探してくる必要があるというのがポイントです。

 

as the world globalizes

 

 

次に「日本人の」「英語による」を②we develop abilities of communicationにくっつけてみましょう。
これはシンプルにJapanese people’sin Englishでよいでしょう。

 

② we develop Japanese people’s abilities of communication in English

 

 

次の「重要課題と」をbe recognizedにくっつけるのはrecognize A as B「AをBとして認識する」の形を使えばよいでしょう。
「課題」はtaskがよいのではないですかね。

 

③ It comes to be recognized as an important task that

 

 

最後に「久しい」です。この日本語をもっと簡単な、英語に直しやすい言い方の日本語に言い換えてしまうべきです。「~になって久しい」は「~になってから長い時間が経った」と言い換えてはどうか。これなら受験必須の構文が使えます。It has been long time sinceかa long time has passed sinceの形を使うわけです。

 

It has been long time since

 

 

これで一応全てのパーツが揃いました。全部くっつけてみましょう。時制もちゃんと過去時制にすべきところは直し、もう少し意味が分かりやすくなるよう助動詞を加えたり進行形にしたりといった微修正を施します。すると以下のような英文が出来上がります。

 

 

It has been long time since it came to be recognized as an important task that we should develop Japanese people’s abilities of communication in English as the world was globalizing.

 

 

かなりゴタゴタした分かりづらい構造の英文になってしまってはいますが、英文法上の明確なミスはない英文になっています。これはこれで一応正解です。

 

次回はこの英文をもう少しシンプルな形に直す手順を説明します。

 

 

 

◆第23回

第23回:国公立二次試験の攻略法⑤|新潟駅前教室

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