ゼミブログ
発音記号のススメ|上越高田校
2022年03月05日
【英語の発音記号】◎上越市・高田駅前の塾・真友ゼミ上越高田校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!
皆さん、こんにちは!
今回のゼミブログは、最近自分の担当教科がよくわからなくなってきている(笑)上越高田校の鈴木がお送りします!受験真っ只中の時期にはよく生物とか指導してました。文系講師ってなんだっけ?(笑)
さて、そんな生物の先生(違)が今回送るのは、ズバリ英語の発音記号の読み方です!…ホント僕って何の講師なんだろう?
発音記号 #とは
みなさんは、英語の辞書を引いたときに、単語と一緒に書いてあるヘンテコな謎の文字(?)を見たことはありませんか?
たとえば、こんな感じの。
English /íŋgliʃ/ 名 ① U 英語
多分、みなさんはこれがナニモノなのか、学校で習ってはいないと思います。
実は、これこそが「発音記号」というやつなのです。
その役目は、名前の通り発音を示すこと。とかく英語は「文字と発音がまるっきり違う」ということが多いので、このような記号を用いて「Englishという単語はこんなふうに発音しますよ」ということを表しているのです。
…が、学校教育ではなぜかこれをガン無視するんですよね。
なんとな~くEnglishはイングリッシュで、This is a penはズィス・イズ・ア・ペン、と感覚で読んでしまう。
でも、よくよく考えてみると、それってすごく危険なことだと思います。よく「日本人はLとRの区別が苦手」なんて言いますが、
Mr.Suzuki prays in the church(鈴木先生は教会で祈る)
を
Mr.Suzuki plays in the church(鈴木先生は教会で遊ぶ)
なんて読んだ日には、鈴木先生は教会で騒ぐやばい人になってしまいます。
そうすると僕が困る…のではなく、
「リスニングの音声が全く聞き取れない!」
だとか
「私大の発音問題は勘で解くしかない!」
だとか
「英検二次で喋ったことが1ミリも通じない!」
となってしまって、みなさん大いに困るかと思います。
そこで、今回は発音記号について(超ざっくりと)説明します!
第1回 母音編
まず今回は、第1回ということで、母音について説明します。
日本語の母音は、知っての通り「あいうえお」の5つがあります。
そして、それがk,s,t,n,h,m,y,r,wなどの子音とくっつくことで、「かきくけこ」とか「まみむめも」のような五十音を構成しています。
それに対して、英語の母音ははるかに多いです。
同じア段の(ように聞こえる)音でも、例えばcome(カム)とback(バック)では全く違う音で発音されます。
いわば「ア」だけでもハンパない種類があるのです。
というわけで、今回は英語の母音を「アっぽい母音」から「オっぽい母音」の5つに分類しつつ説明していきます。
①アっぽい母音
[a]:これは普通に「ア」だと思っておいていいですが、少し「オ」に近いです。
例:hot /hάt/,God /ɡάd/ ←ホットとかゴッドって読むでしょ?
[ʌ]:[a]より口を狭めて発音します。[a]よりくぐもった感じです。
例:cup /kʌ́p/,hurry /hʌ́ri/ ←uとかoを「ア」と読むときの音
[æ]:今度は逆に、より口を横に広げて発音します。「ア」と「エ」の中間です。
例:anger /ǽngər/,gas /gǽs/ ←aは「エイ」と読むだけあって「エ」寄り
[ə]:[ʌ]よりさらにくぐもった音です。もはや「ア」というより「ウ」です。
例:about /əbáut/,until /əntíl/ ←弱く読むところでしょっちゅう出てきます。
②イっぽい音
[i]:正確には「イ」と「エ」の中間の音なのですが、「イ」だと思っておいて差支えありません。
例:in /in/,import /impɔ́ːrt/
③ウっぽい音
[u]:他に紛らわしい音はないので「ウ」だと思っておいていいですが、実際はだいぶ「オ」に近いです。
例:cook /kúk/,book /búk/
④エっぽい音
[e]:これは「エ」でOKです。
例:egg /éɡ/,end /énd/
⑤オっぽい音
[ɔ]:本当は若干「ア」寄りですが、ほぼ「オ」です([ʌ]をもっと「オ」に寄せた感じです)
例:along /əlɔ́ŋ/,avoid /əvɔ́id/
また、母音の後ろに[:]が来た場合は、その母音を伸ばします。
例:father /fάːðər/,beat /bíːt/,cool /kúːl/,already / ɔːlrédi /
そして最後、母音の後ろに[r]が来たら、発音の直後に舌を丸めます。
例:earth /ə́ːrθ/,arm /άːrm/
「ややこしい!!」と思った皆さんもいるかもしれません。
でも、少々訓練すればすぐに読めるようになります。
実際、(自分語りで恐縮ですが)僕自身、中高通して学校では発音記号を習わなかったのですが、中1で勝手に学習を始めて、気が付いたら(たしか中1のうちに)読めるようになっていました。
そんなことを言うと「いうて鈴木先生新大卒でしょ」とか言われそうですが…逆に言えば六日町校の山口先生(東北大卒)や新潟校の中山先生(早稲田大卒)ほどの頭脳は持っていない、そんなフツーの子供(当時)でも発音記号は覚えられる!ということに他なりません。
だから皆さん、Let’s begin, together! / léts biɡín təɡéðər/
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