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宮城県公立高校入試の仕組み|仙台校
2022年08月26日
【宮城県の公立高校入試について】◎仙台駅前の塾・真友ゼミ仙台校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!
宮城県の公立高校入試の仕組みが変わってからまだ日が浅いものの、確実に定着してきています。
ご記憶のある皆さんもいらっしゃるでしょうが、2020年3月に新しい制度になるまで宮城県の公立高校入試では、前期試験と後期試験の2回にわたって試験が行われていました。
2回受験できるなんて、うらやましいと思われる方もいるかもしれません。
でも実際は、前期試験で合格した生徒が勉強への意欲を失って遊んでしまったり、そういった前期合格組と一緒に学校生活を送る後期受験者が精神的に不安定になってしまったりと、必ずしも良い面ばかりとは言えませんでした。
追いつめられた状況では、平時とは違う精神状況が生まれます。
また事務上も能率が悪く、運営する側にとっても大きな負担がありました。
結局、今の新制度こそ一番良いものなのだと割り切って立ち向かわなければならないということです。
現在の宮城県公立高校入試について
さて、現在は入試制度が改められ、受験は原則1回となりました。
ただし、その合否の判定が二つの方法によって行われます。
一つは「共通選抜」、もう一つは「特色選抜」というものです。
みなさんもお聞きになったことがあると思います。
これらのどちらを先に行うかは、それぞれの高校によって異なります。
「共通選抜」は、学力検査の点数と調査書の点数の上位から順番に合格者を選びます。
一方の「特色選抜」は、学力検査、調査書、面接、実技、作文の得点と、さらに調査書(内申書)の記載内容を総合的に見て合格者を選抜します。
さらに、「共通選抜」を先に行う高校は、募集生徒の70%を共通選抜で選び、残り30%の合格者を「特色選抜」で選びます。
それに対して「特色選抜」を先に行う高校では、特色選抜で10%の合格者を選び、90%を「共通選抜」で選ぶのです。
「共通選抜」の学力検査と調査書の比率に関しては、学力検査重視、同等、調査書重視に分かれています。
高校によって違いますが、いずれにしても、学力検査の結果と調査書の結果とは、別々に見るのではなく、相関図を用いて考察するので、二つの点数は繋がりを持って扱われることになります。
「特色選抜」においても、各学年における調査書の点数を見られることになります。
「共通選抜」と「特色選抜」のどちらを先に行う高校であっても、共通して言えることは、高校受験本番の試験を最大限に頑張ることはもちろんですが、それに加えて調査書点(内申点)を加味されるということなのです。つまり、学力試験だけで合否が決まる高校はないということです。
中学校の3年間は長いし、学校生活でもやらなければならないことが沢山あるので、つい油断しているうちに、各学年での成績が疎かになってしまいます。
でもそれが、ゆくゆくの高校受験においてせっかくの志望校進学のチャンスを逃してしまうことに繋がってしまいます。
土壇場で頑張って入試の点数を上げられる程の力を付けられたのに、調査書点で志望校を断念しなければならなかったでは悔しんでも悔しきれません。
それに各高校にはそれぞれ欲しいと思う人材がありますので、受験生の人物像が調査書の点数や、普段の学校の生活を表した内容等に反映していれば合格に影響もしてくる訳です。
ようするに中学校の3年間すべてが、高校受験に関係しているということです。
中学校の3年間、こつこつと努力することが勝利につながります。
毎日少しずつなら焦る必要もありません。だるくても続ける。
そうして受験生になったら、本番の点数を最大限に上げられるように頑張る。
受験制度は変わっても、地道に頑張る人が勝利を獲得することに違いはないのです。
焦らず、慌てず、でも確実に、しっかりと力をつけられるよう、毎日をがんばりましょう。
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