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がんばれないのはだれのせい?|長岡校
2024年05月13日
【厳しさを受け入れる】◎長岡駅前の塾・真友ゼミ長岡校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!
真友ゼミ長岡校の山口です。
以前ネット記事を散策していた際に、元シアトル・マリナーズの鈴木一郎氏のインタビューが掲載されていたのを思い出し、記憶を頼りに探してみました。
イチロー氏 「指導する側が厳しくできない」時代の流れ 「酷だけれど…自分たちで厳しくするしか」― スポニチ Sponichi Annex 野球
詳しくはURL元を読んでいただきたいのですが、個人的に思ったことは、「残酷だけど、そうだよなぁ。」ということです。
「指導者がビシビシしごいてくれない」ということは、要するに「厳しく自己管理できないやつは放置」という意味だからです。
自分で練習メニューを組んだり、ミスを分析したりするのは大変です。
それを選手(僕らの立場で言えば生徒たち)にやらせるのはなおさら困難です。
だからそれをやってくれる大人(コーチや塾の先生など)がいるわけなので、ときに厳しい言葉をかけられる時もあるでしょう。厳しい指導の元には信頼関係が必要であることは言うまでもありません。
ですが、同時に、「その人のためになる」ということが「いくらでも配慮してくれたり傷つかないようにやさしく接してくれる」ということとイコールでもありません。そして、相手にどこまでも配慮を求め続けていくのは、トータルで見れば自分の成長を大きく阻害することにしかなりません。
過去、自分が受け持った生徒のケースで言うと(もう何年も前の話なので特定されないと思いますが)、大学受験に向けて夏頃入会した生徒で、それまでまともに問題集も開いたことがない生徒でした。
受験に向けた意識もちょっと足りない、いわゆる「塾を頼って来た」タイプの子でした。
彼のために「スタートアップのレベルは~」、「〇月までにこのレベルまで」、「そのために1日で勉強時間は〇時間を確保しよう」という話をしました。
普段の学習指導でも言っている、何ら変哲の無い言葉だったと思います。
(実際、別のスタッフからも「別におかしいことを言ってはいない」と言質をもらいました)
ところがそれを話した翌日、彼は教室を辞めると言ってきました。
詳しく話を聞くと、
「そんなに勉強に縛り付けられるなんて聞いてなかった。この塾のやり方は自分には合わない!」
と。彼はそのまま教室を退会し、その後どうなったかは終ぞ聞き及びません。
厳しいことを言われるのは正直心に応えます。それはわかります。
繰り返すようですが、信頼がない厳しさはハラスメントに他なりません。
しかし、であればこそ、ときにはそれをぐっと飲みこんで、堪えなければならない場面が必ず来るでしょう。その時、きついからと逃げてしまうのは、きっともったいないことだと思います。
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