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第5回:疑問詞を元いた場所に戻す|新潟駅前教室

2020年03月13日

ベテラン講師の中山が教える入試英語の勉強方法

 

前回は、文の中の語のまとまりとまとまりの間の区切りをどうやって見つけるかを説明しました。

第4回:区切りの見つけ方|新潟駅前教室


isなどの動詞、whereなどの関係詞、inなどの前置詞に注目すると、動詞の前まで、関係詞から後ろ、前置詞の前まで、という基準で区切れることを確認しました。

 

 

今回は、他の区切れの目印について説明したいと思います。
一番重要なのは接続詞のthatと疑問詞ですね。下線のついた赤字の部分です。

 

 

I think that she is clever. (彼女は賢いと私は思う)

I don’t know what I should do. (私は何をするべきか分かりません)

 

 

接続詞のthatまででひとまとまりが終わり、新しい区切りが始まります。
正確には、thatから新たな主語述語の文が始まります。

 

 

I think that [ she is clever ]. (私は [彼女は賢い] 思う)

 

 

疑問詞も同様にその後ろに新たな主語述語の文が始まりますが、疑問詞の場合は少し事情が違います。
疑問詞whatの日本語の意味は「何か」ですが、そのまま逆向きに読むと、

 

 

I don’t know what [ I should do ]. (私は [(私が)するべき] 何か 分かりません)

 

 

となって日本語とかなりずれてきてしまいます。
ところがですね、実は、ここに英語の疑問詞の重要な性質が現れているのです!

 

どういうことかと言いますと、実は、英語の疑問詞は「元いた場所から移動してきている」のです!
なので、疑問詞を元いた場所に戻したうえで逆向きに読むと、やっぱり日本語とだいたい同じになるのです。

 

 

I don’t know (   ) [ I should do ( what ) ]. (私は [(私が)(何を)するべき] (か)分かりません)

 

 

こう考えると日本語の「か」という疑問表現の一部は英語の疑問詞の移動先に当たる場所に置かれているのだということにも気付きます。英語の疑問詞はそれが元いた文の先頭部に移動してくることで別の文とくっついているのだという事実は英語の疑問詞の非常に重要な性質ですので、ぜひ理解しておいてください!

 

 

 

◆第6回

第6回:まとまりの区切れ【まとめ】|新潟駅前教室

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