第12回:単語の意味の推測方法③

ベテラン講師の中山が教える入試英語の勉強方法

 

第12回:単語の意味の推測の仕方を伝授!③

 

 

前回は、入試本番の問題(滋賀大学2013年前期日程/教育学部・経済学部)を素材にして単語の意味は文脈からしか決まらないことを説明しました。

 

第11回:単語の意味の推測方法②

 

文中のunderestimateの辞書的な意味は「過大に見積もる」ですが、文脈的には「もっとよく記憶する」の意味だと理解できるし、そう理解するほうが本文の主旨にも合っていると書きました。今回は、続きの文中にあるunderestimateの意味を同様の方法で推測してみます。

 

文中のunderestimateの意味は辞書的な意味は「過少に見積もる」で、前回推測したoverestimate「過大に見積もる」と対になっているわけですが、overestimateを「もっとよく記憶する」と文脈理解している前提でunderestimateも文脈的に理解してみましょう。

 

まず、overestimateを「もっとよく記憶する」と文脈理解できた根拠がどこにあったかを思い出してください。
以下の赤字にした二つの部分が対応関係にあることがunderestimateとhave a better memory forが文中では同主旨の意味になることの根拠でしたね。

 

 

 

We tend to have a better memory for things that excite our senses or appeal to our emotions than for straight facts and dry statistics. This means that you might overestimate the number of times your colleague wore a red tie, or underestimate how often he wore a gray one, simply because red is a brighter color.

 

「私たちは事実そのままとか無味乾燥な統計よりも感覚を刺激したり感情に訴えかけたりするもののほうをもっとよく記憶する傾向があります。これは、赤色が(灰色より)明るい色だというだけで同僚が赤いネクタイを付けてきた回数を過大に見積もり、灰色のネクタイを付けてきた回数を過小に見積もるかもしれないことを意味している。」

 

 

 

同様にunderestimateにも以下のような対応があります。前回書いたように「事実そのままとか無味乾燥な統計」は対比表現のthanにより「印象に残らないもの・つまらないもの」というニュアンスを帯びています。「灰色のネクタイ」は印象に残らないものの事例です。

 

 

 

We tend to have a better memory…than for straight facts and dry statistics. This means that you might…underestimate how often he wore a gray one
「私たちは事実そのままとか無味乾燥な統計よりも・・・のほうをもっとよく記憶する傾向があります。これは、・・・灰色のネクタイを付けてきた回数を過小に見積もるかもしれないことを意味している。」

 

 

 

対比のthanにより「事実そのままとか無味乾燥な統計」は「もっとよく記憶する」の反対で「記憶に残らない」はずで、同様に「灰色のネクタイ」も「記憶に残らない」ことになるはず。underestimate「過少に見積もる」はこの文では「記憶に残らない」の意味なのです!

 

 

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