ゼミブログ
古文の読み方⑧|東三条駅前教室
2020年09月04日
◎新潟・三条・六日町・長岡・上越高田・仙台の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!
古文の読み方⑧~助動詞について知ろう!~
前回は、助動詞とはどのようなものか紹介しました。
古文の読み方⑦|東三条駅前教室
今回からはその助動詞の中から「る」「らる」について、前回紹介した助動詞の「意味」「活用」「接続」の3つにポイントをしぼって説明していきます。
らる | る | 基本形 |
られ | れ | 未然形 |
られ | れ | 連用形 |
らる | る | 終止形 |
らるる | るる | 連体形 |
らるれ |
る れ | 已然形 |
られよ | れよ | 命令形 |
・助動詞「る「らる」の活用
「る」「らる」の活用表は左のようになります。
まず「る」の活用を覚え、「らる」の活用は「る」の活用の上に
「ら」を付けた形だと覚えておきましょう。
・助動詞「る」「らる」の接続
「る」…四段・ナ変・ラ変動詞の未然形。
「らる」…四段・ナ変・ラ変動詞以外の未然形。
・助動詞「る」「らる」の意味
①受身(…レル、…ラレル)
②尊敬(…レル、…ラレル、…ナサレル、オ…ニナル)
③自発((自然ト)…レル、…セズニハイラレナイ)
④可能(…デキル)
「活用」「接続」「意味」はそれぞれ以上のようになりますが、ここで大事なのが「る」「らる」の意味が4つあることです!複数の意味があると、「この「る」はどの意味なんだろう?」と混乱してしまうのではないでしょうか。ですが、この意味を判別する方法もちゃんとあります!それが以下の判別法です。
・「る」「らる」+打消・反語→ 可能
・敬語動詞+「る」「らる」→ 尊敬
・「る」「らる」+敬語→ 受身
・思ふ・しのぶ・ながむ+「る」「らる」→ 自発
上の4つのように、「る」「らる」と一緒に何が使われているかによって、「る」「らる」の意味を判別することができます。
以上が助動詞「る」「らる」の紹介でした。
次回は他の助動詞について紹介します!
◆次回
古文の読み方⑨|東三条駅前教室