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古文の読み方⑨|東三条駅前教室
2020年09月09日
◎新潟・三条・六日町・長岡・上越高田・仙台の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!
古文の読み方⑨~助動詞について知ろう!~
前回は助動詞「る」「らる」について紹介しました。
古文の読み方⑧|東三条駅前教室
今回は、新たな助動詞「す」「さす」「しむ」について、「意味」「活用」「接続」の3つのポイントにしぼって紹介します。
しむ | さす | す | 基本形 |
しめ | させ | せ | 未然形 |
しめ | させ | せ | 連用形 |
しめ | さす | す | 終止形 |
しむる | さする | する | 連体形 |
しむれ | さすれ | すれ | 已然形 |
しめよ | させよ | せよ | 命令形 |
・助動詞「す」「さす」「しむ」の活用
「す」「さす」「しむ」の活用表は左の表のようになります。
「さす」の活用は「す」の活用の上に「さ」がついた形と覚えましょう。
・助動詞「す」「さす」「しむ」の接続
「す」…四段・ナ変・ラ変動詞の未然形
「さす」…四段・ナ変・ラ変以外の動詞の未然形
「しむ」…活用語の未然形
・助動詞「す」「さす」「しむ」の意味
①使役(…セル、…サセル)
②尊敬(オ…ニナル、…ナサル)
このように「す」「さす」「しむ」には、意味が「使役」「尊敬」と二つあります。実際に、問題文中にこれらの助動詞が出てきたとき、「使役」か「尊敬」か判別する方法があります。それは以下のような方法です。
・助動詞「す」「さす」「しむ」の意味の判別方法
「す」「さす」「しむ」のみ…「使役」
「す」「さす」「しむ」+尊敬語…「尊敬」または「使役」(使役の対象がある場合)
「す」「さす」「しむ」が「尊敬」の意味で用いられるときは、必ず下に尊敬語(給ふなど)を伴います。ただし、尊敬語を伴っていても、文中に使役の対象がある場合は、使役の意味になります。このようにして、意味の判別が可能になります。
以上が、助動詞「す」「さす」「しむ」の紹介でした。
次回は助動詞「ず」について紹介します!
◆次回
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