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3年生が”秋”に塾を探す3つの理由|仙台駅前教室
2020年09月18日
~3年生が秋になって塾を探す理由とは~
このコラムは、真友ゼミ仙台校の佐藤が「昔、中高生だった頃の自分に伝えたいこと」を、今まさに中学生・高校生の皆さんにお伝えしていくモノです。『後悔先に立たず』、進路や勉強の悩みを解決する糸口の一つとして、ちょっと長い時もありますが、ぜひ読んでくださいね! |
新潟と仙台の中学生・高校生の皆さん、日ごろから学校や塾での勉強お疲れ様です!
さて、これを書いている時期が9月なので、今回は秋ならではのお話しとなります。
9月は、夏休みが終わって学校が再開する時期ですね。高校では文化祭を終えるところもあります。
3年生にとっては、いよいよ入試まで残り半年を切る「直前期」となります。
そんな、「あとはラストスパートを頑張るだけ!」という3年生から、お問合せがポツポツと出始めるのが9月~10月です。
ほとんどの3年生は、部活引退後の6月~7月にかけて「最後の塾探し」をしています。
「こんな受験直前期になんで今さら塾を探すの?」と、疑問に感じるかと思います。
3年生がこの9月~10月の秋ごろに塾を探す理由とは・・・?
3年生が秋に塾を探し出す3つの理由
あわてて秋ごろに塾を探し出す3年生。ものすごく多いというわけではありませんが、毎年5~6人はお問合せをもらいます。その中でお話を聞くところ、この時期に塾探しをする理由が3つほど見えてきます。
①勉強に対する”あせり”
本当にやる気が湧かなくて、秋になってようやく危機感が芽生えたタイプです。高校3年生よりは中学3年生に多い印象です。
「今からでも間に合いますか・・・?」と質問されても何て返せばよいのか困るタイプですね・・・。高校入試なら追い込みでも多少は何とかなりますが、大学受験でそう言われると・・・。
また、「夏までは独学で頑張ってきたけど、伸び悩んで塾に頼ろうと決めた」という理由の”あせり”から塾探しをしている場合もあります。この場合は、今まで頑張ってきた基礎学力や”やる気”があるので、追い込みで何とかできるようにプランを組みやすいです。
②AO・推薦入試がダメだった
大学受験でよくあるタイプです。
AO入試や推薦入試で「どうせ受かるでしょ~」と思っていたら不合格となり、あわてて一般入試に向けての勉強を始めようとします。
それなりの大学の推薦入試は倍率が高い(枠が少ない)ので、「受かればラッキー」くらいで考えて一般入試の勉強を並行した方が良いです。それでもし、推薦で受かったとしても勉強したことは無駄にはなりません(大学入学後の学力不足を補える)
③学校を信じてきたのに・・・
地方都市の進学校でよくあるタイプです。
新潟や仙台などの地方の進学校(準進学校)では、1年生の頃から「大学受験は学校の勉強だけやっていれば十分です!塾に行かなくても良いです!」と先生方は言い切ります。
それを信じて塾に通わずに学校の勉強をし続けます。なかなか模試の成績が伸びなくても、ひたすら学校を信じて勉強を続けます。
そして、3年生の夏休み前や夏休み明けの三者面談の時に「今のままでは志望校に受からないから塾に行った方が良い」と急に先生から言われます。作り話でもなんでもなく実話です(自分がお問合せを受けた時は、新潟市内の1~2番手の私立高校3年生でした)
もちろん、学校が出す大量の宿題や補習を100%真面目にこなしていれば成績は良くなるかもしれませんが、それができるかどうかで考えると・・・。
遅くても6月~7月中旬まで
受験は今後の進路や人生に大きく影響するイベントです。
ほとんどの塾や予備校も同じかと思いますが、理由は何にせよ、9月~10月頃に「今から何とかなりますか!?」と駆けこまれても、「もう1年頑張ることも想定して」「志望校のランクを落として」と言わざるを得ません。
もちろん上記の①で例に挙げたように、今まで自分なりに勉強をしてきていて、最後の追い込みとして活用したいということなら基礎学力がある程度見込めるので希望はあります。まずは一度相談しに行った方が良いです。
ただ、それ以外の理由での駆け込みが多いのが現状です(その場合、だいたい成績が悲惨)
受験対策で塾や予備校を探すのであれば、遅くても6月~7月中にスタートできるように動きましょう。
◆大学受験は難しいから早めに動いてね、というお話
4つの要素で見る高校入試と大学入試の違い|仙台駅前教室