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古文の読み方⑫|東三条駅前教室

2020年09月25日

◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!

 

 

古文の読み方⑫ 断定の助動詞「なり」「たり」について学ぼう!

 

 

今回は、断定の助動詞である「なり」と「たり」の2つについて「意味」「活用」「接続」の3つのポイントで説明していきます。

 

◆前回(過去の助動詞「き」「けり」について学ぼう)

古文の読み方⑪|東三条駅前教室

 

 

 た

 り

 

 な

 り

 

基本形

・助動詞「なり」の活用

 

「なり」の活用は図のとおりです。
連用形に「なり」と「に」がありますが、この二つの使い分けについては後ほど説明します。

 

 

・助動詞「なり」の接続

 

体言や活用語の連体形

 

 

・助動詞「なり」の意味

 

断定(…ダ。…デアル)
所在・存在(…ニイル。…ニアル)この時の大半は連体形を用いる。

 

 

・助動詞「たり」の活用

 

「たり」の活用は図のとおりです。
連用形に「たり」と「と」がありますが、この二つの使い分けについては後ほど説明します。

 

 

・助動詞「たり」の接続

 

体言

 

 

・助動詞「たり」の意味

 

断定(…ダ。…デアル)

 た

 ら

 

 な

 ら

 

未然形

とた

 り

 

にな

 り

 

連用形

 た

 り

 

 な

 り

 

終止形

 た

 る

 

 な

 る

 

連体形

 た

 れ

 

 な

 れ

 

已然形

 た

 れ

 

 な

 れ

 

命令形

 

 

 

助動詞「なり」「たり」の「意味」「活用」「接続」は以上の通りですが、ここで大事になってくるのは、上でも書いたように、「なり」と「に」、「たり」と「と」の使い分けです。使い分けには以下のようなルールがあるので、それをしっかり覚えましょう!

 

 

「なり」「たり」…助動詞に接続するときに使う。(例:「静かなりけり。」など)

「に」「と」…動詞・形容詞・形容動詞が続くとき。(例:「静かあゆむ」など)

    …「て」や「にて」などの接続助詞が続くとき。(例:「波静かて、波静かして」など)

 

 

このように、後ろに来る語の品詞の種類によって、助動詞「なり」と「たり」の連用形は使い分けます!

 

以上が助動詞「なり」「たり」の紹介でした!

 

 

◆次回

古文の読み方⑬|東三条駅前教室

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