ゼミブログ
古文の読み方⑭|東三条駅前教室
2020年10月13日
◎新潟駅・東三条駅・六日町駅・長岡駅・上越高田駅・仙台駅の塾、真友ゼミの講師陣による大学受験勉強方法ブログ!
古文の読み方⑭~推量の助動詞「む」「むず」について学ぼう!~
◆前回
古文の読み方⑬|東三条駅前教室
今回は、推量の助動詞である「む」「むず」の2つについて「意味」「活用」「接続」の3つのポイントで説明していきます。
む ず
| む
| 基本形
|
〇
| 〇
| 未然形
|
〇
| 〇
| 連用形
|
む ず
| む | 終止形 |
む ず る
|
む
|
連体形
|
む ず れ |
め
|
已然形
|
〇
|
〇
|
命令形 |
・助動詞「む」「むず」の活用
「む」「むず」の活用は左図のとおりです。表にある「〇」は、活用が
無いことを表しています。
・助動詞「む」「むず」の接続
活用語の未然形
・助動詞「む」「むず」の意味
①推量(…ダロウ)
②意志(…ウ・…ヨウ・…ツモリダ)
③適当・勧誘(…ガヨイ・…テクダサイ)
④仮定・婉曲(…トシタラ・…ヨウナ)※婉曲は無理に訳さなくても良い。
※ちなみに意味の覚え方に「スイカ割れてムっとした」という有名な語呂合わせがあります。
以上が助動詞「む」「むず」の「意味」「活用」「接続」になります。
ここで大事になってくるのが、意味の判別法です。
「む」「むず」の意味は4つもあるので、その意味の判別が非常に重要になってきます。
ただ、判別のルールが存在するのでそれに当てはめていけば、問題なく判別できます。助動詞「む」「むず」の意味の判別は、主語の人称によって決まります。以下をご覧ください。
・一人称(自分)…「意志」
・二人称(相手)…「適当・勧誘」
・三人称(それ以外の人やもの)…「推量」
ただ、「仮定・婉曲」については以下のような判別をします。
・む(連体形)+「は、に、には、体言」→「仮定」
・む(連体形)+「体言」→「婉曲」
以上が助動詞「む」「むず」の紹介でした!
◆次回:推量の助動詞「べし」について学ぼう!
古文の読み方⑮|六日町駅前教室