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複雑な英文の読解方法|新潟駅前校

2024年04月15日

【英文読解の勉強法】◎新潟駅前の個別指導塾・真友ゼミ新潟駅前校スタッフによる高校受験・大学受験勉強方法・進路受験情報ブログ!

 

 

こんにちは。真友ゼミ新潟校の佐藤です。

 

前回は英単語の学習方法についてお話させていただいたので、今回は複雑な一文についてどうアプローチするかお話しさせて頂きますね。

(前回:「英単語の覚え方のコツ」)

 

 


まず、次の英文をご覧ください。

 

Many scientists started to believe that the sounds that they had recorded and analyzed were of a white whale actually trying to copy the sounds that people make.

 

 

これは、ある高校の春休み課題の一文ですが、使われている単語はそれほど難しくありません。
しかし単語の意味だけではなかなか何を言っているのか分かりにくいかと思います。
(white whaleはシロイルカのことです)

 

おそらく、believe that の後ろからどう訳したらよいかが分からないのではないでしょうか。
この英文の読解方法について解説する前に、まずは普段私たちが英語を読んでいるときにしていることを考えてみます。

 

 

 

英語を読むときに考えること

 


I like an apple.

 


この文を見たとき、何の疑いもなく「私はリンゴが好き」という訳が自然と出てくると思います。

 

単語の順番通りにそのまま訳すと「私は、好き、リンゴ」となりますが、「私は、好き」まで読んだ段階で「何が」好きか書いていないので、最後の「リンゴ」を「リンゴが」と助詞の「が」を補って訳していると思います。

 

このように主語を明確にし、なおかつ動詞の意味の不足部分を文の後ろの単語で補う読み方をしていると思います(5文型でいうところの第3文型です)。
簡単な一文のみの英語ならこれで問題ないですし、ある程度の意志疎通はできると思います。

 

しかし実際には筆者は文字のみで自分の言いたいことを伝えなければいけないので、「簡単な一文だけ」というわけにはいきません。当然、ある程度は英文が複雑化します。
そうすると、複雑な英文はどう訳せばいいのか困ってしまいます。

 

 

そこで今回のテーマの「複雑な文をどう読んでいくか」の話に戻ります。

 

 

 

 

 

複雑な英文の読解方法

 

 


結論を言うと、英語の一文はどんなに複雑な文でも「かたまり」で見れば、

 

S(主語)+V(述語になる動詞)+後ろの要素(いわゆる5文型)

 

の形に単純化できます。

 

 

 

その構造が分かれば、大きく誤訳することはありませんし、場合によっては未知の単語の予測や一部分からないところを読み飛ばすなどの応用もできます。

 

 

ですので、「意味のかたまり」をどういう単位で作るかを決める英文法のルールは英文読解において最重要です(もちろん単純な一文が分からない人はまずそこからです)。

 

すべてを今回でお話しすることは難しいので、先程の例文で一部でも説明できればと思います。
believe that の後ろから解説していきます。

 



 
(Many scientists started to believe that )the sounds that they had recorded and analyzed were of a white whale actually trying to copy the sounds that people make.

 

 


まず主語を特定します。
主語は名詞なので、先頭の名詞を探すとthe soundsが主語と特定できます。

 

次にthe soundsの動詞を探しますが、that theyでこのthatは接続詞または関係代名詞のthatであるなと。接続詞や関係詞は見つけたらどこからどこまでが「かたまり」を作っているかを囲います。
今回はwereの直前までですね。

 

 

また後ろのthatも同じ理由でカッコで括ると(なぜこのように判断しているかというところまで話すと今回の言いたいことが霞んでしますので今回はご容赦ください)

 

the sounds [that they had recorded and analyzed] were of a white whale actually trying to copy the sounds 〔that people make〕.

 


 
また前置詞ofとtrying~でかたまりを作るので(a white whaleはtryingの意味上の主語と判断)


 
the sounds [that they had recorded and analyzed] were 〈of a white whale actually trying to copy the sounds〉 〔that people make〕.

 

となります。
そうすると  the sounds [ ]were 〈 〉〔 〕. が見えてくると思います。

 

 

 

さらに、関係代名詞は修飾部分なので、[that they had recorded and analyzed]を除外してみると

 

the sounds were of a white whale actually trying~.

 

 


そしてwereの後ろにthe soundsが省略されているなと気づくと

 

the sounds were the sounds of a white whale actually trying~.

 

となり、この文の骨格[その音は白イルカが実際真似しようとしている音である]になります。筆者の言いたいことには到底説明が不足しているので、さきほどいったん取り除いた部分を足します。

 

 

そうすると、「科学者たちが記録し分析したその音は人間が作り出す音をシロイルカが実際に真似しようとしている音である」と訳すことができます。

 

 

 

 


今回関係詞や意味上の主語の話などの詳細は長くなるため、省略させていただきました。
真友ゼミではこういった英文解釈の指導も行っておりますので、ご興味持っていただけたら、資料請求やお電話などお気軽にご連絡いただければと思います。

 

 

 

◇真友ゼミ新潟駅前校◇

真友ゼミ新潟駅前校は、新潟駅万代口から徒歩5分圏内にある中学生・高校生・高卒生(浪人生)を対象とした個別指導塾・受験予備校です。
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